SSブログ

Katzenjammerはかしましい [音楽:北欧]

とんだ春の嵐が来たと思ったら、5月並の暖かさになったり、また冷えたり。体調管理も大変です。そんな時はにぎやかな音楽で気分を変えて。ノルウェーのかしまし娘、「Kattenjammer」はいかが。
http://www.katzenjammer.no/

ノルウェーはオスロ出身の4人組。結成は2005年らしいですね。4年前にアルバム「Le Pop」でデビューして、その年のノルウェー国営(?)放送局のコンペで3位に選ばれたそうな。

デビューシングル、「Bar in Amsterdam」のPVは、Lasse Gjertsenが制作!


Lasse Gjertsenは、ご存知の人多いと思いますけど、↓この人ね。


でもデビュー当時のPVのほうが彼女達らしくて好みかな。




SPONSORED LINK




「Le Pop」は、PVを見ていただければ分かる通り、非常にはじけた音楽性。ポップでパンキッシュでハッピー。あんまり北欧的民族性というのは感じないです。アコースティック楽器のみで押しまくる、大変勢いの良い方々。ライブでは入れ替わり立ち替わり楽器を持ち替えて。ベース・バラライカがおしゃれですね。バラライカというとこの映画思い出しちゃうんですが(1分15秒ぐらい)。


話がそれましたが、「Bar in Amsterdam」なんか、マカロニウェスタン的世界観。4曲目、「Tea with cinnamon」では、打って変わってキャッチーなポップスタイル。パブで流れてもよさそうなどすの利いたボーカル曲もあれば、「Der Kapitan」では、ハチャトリアンまで踊っちゃう。かと思えば、クレズマー的な表情を見せる「Virginia Clemm」「To the Sea」など、コロコロ変わる表情が飽きさせない。月並みな表現ですが、まさに「おもちゃ箱をひっくり返した」ような楽しいアルバムです。

そして、昨年発表のセカンド、「A Kiss Before You Go」。こちらのダウンロード販売は本国ノルウェーと、ドイツ、スイスでしか行ってないようです。ファーストと比べて随分と落ち着いた印象。密度の濃い世界を展開しています。4曲目では、Genesis「Land of Confusion」をカバーしたり。Genesis好きじゃないんで原曲聴いたこと無いですが。6曲目「Rock-Paper-Scissors」では、全然じゃんけんっぽくないケルト風味なポップ。いいなぁ。8曲目「Soviet Trumpeter」にいたってはダニー・エルフマンの世界。11曲目「Gypsy Flee」ではKatzenjammer流pagan rockで攻めてきます。そして終曲「God's Great Dust Storm」ではパーカッション伴奏のみのコーラスで重厚に締めくくる。
全体的に、プログレに接近した印象がありますね。素敵にグレードアップ。今後がますます期待できます。


関連記事:KatzenjammerのライブCD+DVD、「A Kiss Before You Go - Live in Hamburg」を視る
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。