SSブログ

ウクライナの可憐なポップスバンド、「Pur:Pur」のニューシングル、「Close」 [音楽:ウクライナ]

Pur:Purは、ウクライナ第二の都市、ハルキウをベースに活動する、ラウンジな香り漂うおしゃれなポップバンドです。メインメンバーは、薬剤師の資格を持ちながら写真家としても活動するボーカルのNata Smirinaと、TVディレクターとして働くギターのEugene Zhebkoの二人。そしてもう一人、ギターのStas Kononovで構成されるトリオが基本。


SPONSORED LINK




Last FMの記述によると、2008年のとある日に、NataとEugeneが路上で出会い、ってそんな劇的な。で、2ヶ月後に2人で「FootPrint」という写真館を開き、更に曲を作り始めたそうな。
同年にはデモアルバムをまとめながら、ライブを中心に活動していたようです。2010年初頭にはデビュー・アルバム、「Pure」を発表。全曲英語で歌われる、ボサノバ風味のおしゃれなラウンジジャズ。


ウクライナのバンドって言うと「Fleur」がまず頭に浮かびますが、彼らにかぎらずロシア圏のポップスというのは、非常にウェットな印象があります。ところがPur:Purの作り出す音は限りなく明るい。小悪魔的なNataのボーカル、一度聴いたら直ちに虜になります。英語で歌っているのも、Nataいわく、ロシア語は重すぎるらしいです。


ところが同年4月に、今度は全編ロシア語のEP、「Understandable」を発表します。国内向けのプロモーション的な意味合いがあるようですが、このEPが実に素晴らしい。


曲によってはベースやパーカッション、ヴァイオリンやチェロなどが加わり、肩の力の抜けたさわやかな曲を演じてくれますが、前作と比べると艶やかさが一気に増した感じ。ロシア語全然わかりませんが、言葉の響きが違うだけでこうも印象が変わるものか。言語と文化の関わりというものを考えさせられますね。


昨年には、ベースにIvan Kondratov、ドラムスにDmitrii Zinchenkoを迎え、バンド形態の活動を本格化させ、名刺代わりのEP「Papercuts」を発表。


リズムセクションの加入により、サウンドに切れの良さが加わって、ボサノバから、さらにモダンなポップスへと幅が広がっています。Nataのキュートなボーカルにも磨きがかかった感じ。これは楽しい。
ボーラストラックの、ロシア語で歌われる一発撮りの「Заноза(Zanoza)」に、バンドの良さが凝縮されていますね。


そして今年、ニューアルバム発売予定!シングル「Close」が先週公開されています。

Nataのキュートなボーカルそのままに、バックの音作りがより緻密になって、新たな世界を開拓してますね!アルバムの発表が待ち遠しいです。
追記:年明けに新譜が出ました
ウクライナののおしゃれさん、「Pur:Pur」から、素敵なお年玉!ニューアルバム「Nevertheless」が、元日に発売開始。

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。