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バルカン・パンク・メタル・バンド「Kultur Shock」の新譜、「Tales of Granpa Guru, Vol. 1」は、バルカンてんこ盛り！ [音楽：ボスニア・ヘルツェゴヴィナ]
もう、黙ってこれを聴け！
いやなんかもう、なんちゅう設定なんだか。「機械と人間の抗争」、なんて。しかし、GinoのオッサンのGrandpa Guru、すんごいハマってる。スラップ・ベースが跳ねまくる、ファンキーなサウンドが新境地って感じでいいです。
Kultur Shock
は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身のボーカリスト、Gino Srdjan Yevdjevichが、同じくボスニア出身のMario Butkovic、それにブルガリアのValeri Kiossovskiの2人のギタリスト共にシアトルで結成したバルカン・パンク。Ginoは祖国ボスニアでもシンガーとして活躍していたらしいですが、そのあたりのキャリアについては全然知らないです。やはり紛争が大きな影響があるのでしょうか、国境を飛び越えた、ある意味アナーキスト的な発言をしていたりもするようです。でも音楽性は、そんな悲しみを吹き飛ばすかのようにはじけてますよね。Ginoはジョーン・バエズの手助けで米国に渡って音楽活動が続けられたようです。結成初期はもっとトラッド寄りの音楽性を持っていたようですが、リード楽器ののAmy Denio、そして日本人ベーシストの小林さんを迎えて、まさに坩堝な音楽性が開花してますね。
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わたしがKultur Shockを初めて知ったのは、2007年ごろかな？つべで先日取り上げたSlobo Horoの映像漁っていたときに、「Mastika」の映像見つけて、ノックアウトされちゃったわけですよ。
デビューは1999年の「Live in America」という、タイトル通りのライブアルバムだったらしいですが、これは入手困難なのかな、見た事無いです。その後2001年に前述の「Mastika」を含むスタジオ・アルバム、「FUCC The I.N.S.」をリリース。もう、濃いとしか言いようがないバルカンパンク。
2003年には、スタジオ録音第二弾、「Kultura-Dikatura」をリリースしますが、これがまたバルカン歌謡風味こってりの、大変濃厚なアルバムに仕上がっております。
3曲目の「Horse Thief」とか、もうノリノリ。
続くアルバム、「We Came to Take Your Jobs Away」では、またまた激しいバルカンパンクを効かせてくれますが、このあと、大幅なメンバーチェンジが。同郷のギタリストMarioに、ベースの小林さんが抜けてしまいます。かわりに、パーマネントなフィドル奏者としてParis Hurleyが加入しますが、彼女がむっちゃ良い。キュートとかそんなんじゃなくて、いやそれもあるけど、フィドラーとして比類なき資質をみせてくれるのですよ。
ドラムのツインテも注目？
そんな新体制で録音された、2009年のアルバム、「Integration」。だいぶサウンドに変化があります。テクニカルでタイトなアンサンブル。バルカン風味はあいも変わらず濃厚ですが、硬質なサウンドが幾分プログレ寄りな表情もみせてくれる。なにげにこのアルバム、最高傑作かも。
昨年にはタイトさそのままに、パンク色が強くなった「Ministry of Kultur」発売。バルカン風味というより、ターキッシュな風合いが強くなって、Deti Picassoなんかも彷彿とさせる。
そして先月末発売のEP、「Tales of Grandpa Guru, Vol.1Tales of Granpa Guru, Vol.1」。PVの「Stop the Disco」以下、パンキッシュでファンキーでバルカンな音楽てんこ盛りです。バルカンブラス的なホーンが炸裂する「Racist Song」、ちょっとダークなブラックメタル的雰囲気を漂わせたりもする「Panic」。Paris嬢のフィドルが大活躍し、東欧女性コーラスに特徴的な語尾を跳ね上げる歌い方が印象的な「Umoran Sam od Zivota」。そしてまさにバルカンパンクという雰囲気の「Free of Me」で締めくくられる。収録時間短くても濃密で、通して聴くとお腹いっぱいになります。大絶賛。
Amazon、iTunesではまだ発売してないけど、日本は遅れるのかな？
追記：国内発売も開始された！
Kultur Shockのミニアルバム、「Tales of Granpa Guru, Vol. 1」、国内販売開始
いやなんかもう、なんちゅう設定なんだか。「機械と人間の抗争」、なんて。しかし、GinoのオッサンのGrandpa Guru、すんごいハマってる。スラップ・ベースが跳ねまくる、ファンキーなサウンドが新境地って感じでいいです。
Kultur Shock
は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身のボーカリスト、Gino Srdjan Yevdjevichが、同じくボスニア出身のMario Butkovic、それにブルガリアのValeri Kiossovskiの2人のギタリスト共にシアトルで結成したバルカン・パンク。Ginoは祖国ボスニアでもシンガーとして活躍していたらしいですが、そのあたりのキャリアについては全然知らないです。やはり紛争が大きな影響があるのでしょうか、国境を飛び越えた、ある意味アナーキスト的な発言をしていたりもするようです。でも音楽性は、そんな悲しみを吹き飛ばすかのようにはじけてますよね。Ginoはジョーン・バエズの手助けで米国に渡って音楽活動が続けられたようです。結成初期はもっとトラッド寄りの音楽性を持っていたようですが、リード楽器ののAmy Denio、そして日本人ベーシストの小林さんを迎えて、まさに坩堝な音楽性が開花してますね。SPONSORED LINK
わたしがKultur Shockを初めて知ったのは、2007年ごろかな？つべで先日取り上げたSlobo Horoの映像漁っていたときに、「Mastika」の映像見つけて、ノックアウトされちゃったわけですよ。
デビューは1999年の「Live in America」という、タイトル通りのライブアルバムだったらしいですが、これは入手困難なのかな、見た事無いです。その後2001年に前述の「Mastika」を含むスタジオ・アルバム、「FUCC The I.N.S.」をリリース。もう、濃いとしか言いようがないバルカンパンク。
2003年には、スタジオ録音第二弾、「Kultura-Dikatura」をリリースしますが、これがまたバルカン歌謡風味こってりの、大変濃厚なアルバムに仕上がっております。
3曲目の「Horse Thief」とか、もうノリノリ。
続くアルバム、「We Came to Take Your Jobs Away」では、またまた激しいバルカンパンクを効かせてくれますが、このあと、大幅なメンバーチェンジが。同郷のギタリストMarioに、ベースの小林さんが抜けてしまいます。かわりに、パーマネントなフィドル奏者としてParis Hurleyが加入しますが、彼女がむっちゃ良い。キュートとかそんなんじゃなくて、いやそれもあるけど、フィドラーとして比類なき資質をみせてくれるのですよ。
ドラムのツインテも注目？
そんな新体制で録音された、2009年のアルバム、「Integration」。だいぶサウンドに変化があります。テクニカルでタイトなアンサンブル。バルカン風味はあいも変わらず濃厚ですが、硬質なサウンドが幾分プログレ寄りな表情もみせてくれる。なにげにこのアルバム、最高傑作かも。
昨年にはタイトさそのままに、パンク色が強くなった「Ministry of Kultur」発売。バルカン風味というより、ターキッシュな風合いが強くなって、Deti Picassoなんかも彷彿とさせる。
そして先月末発売のEP、「
Amazon、iTunesではまだ発売してないけど、日本は遅れるのかな？
追記：国内発売も開始された！
Kultur Shockのミニアルバム、「Tales of Granpa Guru, Vol. 1」、国内販売開始
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