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カリフォルニアのダークでゴシックなフォーク・ロック、「Chelsea Wolfe」 [音楽:北米]

昨日の記事でも触れた、「Chelsea Wolfe」について。

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Chelsea Wolfeはカリフォルニア州サクラメント出身で、現在はロスをベースに活動しているシンガーソングライター。カリフォルニアって言うと海岸沿いの明るいイメージあるかと思いますが、ちょっと内陸入ればパークで有名なマンモスマウンテンやタホといったスキーリゾートがあるぐらい、標高高いところもあるんですよね。行ったことないけど。
そんな出身地の影響があるのかないのか、Chelseaの歌声は陰影にとんだ、ダークで、そして透徹な響きがあります。

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2009年にデビューアルバムの「The Grime and the Glow」を発表。パンキッシュな曲が、淡々と退廃的な調子で紡がれていきます。なかなか面白いですが、録音のせいか、今ひとつインパクトに欠ける感じ。


それが、セカンド、「Ἀποκάλυψις(Apokalypsis)」で、どうしちゃったの、ってぐらいにはじけてる。ジャケットからしてヤバイですよね。


アルバム冒頭から、絞りだすような金切り声に、思わず笑ってしまう。そしてPVにもなったシングル、「Mer」。焦燥感を煽るような曲で、これがコブ滑るのに実にハマる。ゴシックメタル的な雰囲気もある4曲目「Demons」とか、実験的な音響が楽しい「Movie Screen」とか、変化に富んだ内容が楽しいです。

昨年頭には、ヴァイオリンやヴィオラも加わるアコースティックなアルバム、「Unknown Rooms: a Collection of Acoustic Songs」を発表。これが絶品!彼女のぱっと見では病んでいるようで実は非常に覚醒しきったボーカルが引き立てられるアレンジ。



そして昨年暮れには、イギリスのパンクロックバンド、「Rudimentary Peni」の楽曲をカバーしたミニアルバム、「Prayer For the Unborn - EP」を発表しています。「Rudimentary Peni」って全然知りませんでしたが、Chelseaの手にかかればダークでごきげんなフォークナンバーになっています。
このアルバム、当初はCD/LPのみの発売だったようですが、今月に入ってからiTunesでも購入できるようになったようです。


年内には4thアルバム「Pain Is Beauty」を発表する計画もあるようで、楽しみです。
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