SSブログ

ストックホルム発のスタイリッシュなプログレ、「Under The Psycamore」 [音楽:北欧]

先日紹介した「Inna Zhelannaya」関連でひとつ。先の記事にも書きましたように、InnaはTrey Gunnと共演もして、彼女のアルバム「Cocoon」は、Trey Gunnの主宰するレーベル、「7dmedia」がワールドワイドの窓口になってます。


関連記事:
Inna Zhelannayaが、この秋発売予定のアルバムに先駆け、EP「Изворот」を公開

その他7dmediaからは、「Stick Men」など、Pat MastelottoやTony LevinなどTrey人脈の作品が多く出ていますが、そんな中に埋もれた珠玉の1枚が、スェーデン出身のバンド、「Under The Psycamore」。




先日、「Morow.com」だったかな?ウェブラジオ聴いてたら4トラック目の「Celestial」がかかって、その美しさに愕然としてしまいました。





バンド名はデヴィッド・リンチの「Twin Peaks」からだそうな。わたしは「Twin Peaks」見てないんですけど。
ハイスクールで出会ったリード・ギター&ボーカルのCarl Blomqvistとドラム&ベースのJonathan Greiffが、音楽性がぴったりハマって活動開始。
彼らとTrey Gunnの接点は、音楽ではなくウェブデザイン。バンドのウェブサイトがHTML5の優秀サイトとして選ばれて、それを参考にするためにTreyが見に行ったら、ウェブデザインよりも音楽に心打たれてしまったという。彼らの音楽はTrey Gunnいわく、「Tool meets Motorpsycho meets Radiohead meets Yes.」だそうな。でもこのリリシズム満ち溢れるサウンドは、それよりもSteven Wilson/Porcupine Tree系統のサウンドかと。実際彼らもPorcupine Treeの影響をを認めています。
関連記事:
Steven Wilsonの新作「The Raven That Refused to Sing (and Other Stories) 」はスタイリッシュなプログレの傑作

デビュー・アルバム「I」の構想は2週間程度で出来上がったそうです。2人による緻密なアンサンブルに、曲によってはゲストのTora Greiff Bergströmによるチェロの響きが味わい深く添えられます。全体的にサウンドが薄口なので、チェロのパートなどもう少し多くても良いかな、とは感じます。

クラシカルなサウンドが印象的な組曲風のトラックからはじまり、叙情的なナンバーが紡がれていきます。ネオクラシカルでネオプログレなサウンドという点では、「iamthemorning」との共通点も多い。
関連記事:
ロシアの美しすぎるacoustic psycho-folk / Ethereal Wave、「iamthemorning」
ロシアの至宝、iamthemorningからのクリスマスプレゼント、new ep「Miscellany」発表

昨年暮れには、Trey Gunn、Matte Hendersonをはじめとする多彩なゲストを迎えたニューシングル、「Chant des Baleines」を発表。こちらも美しいアンサンブルが素敵。TreyやMatteのソロのバージョン違いも公開されていますけど、わたしはwharrmy guitar soloが好みかな。

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。