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Mariusz DudaとSteven Wilsonの共演、「The Old Peace」 [音楽:西欧]

2017年5月6日追記:本記事に対して海外よりのスパムコメント投稿が多数あるので、ゲストコメントの受付を停止しております。ご了承ください。

## 昨年11月17日の記事ですが、期限が近づいてきたので再掲します! ##

Kscopeの二枚看板、Porcupine TreeのSteven Wilsonと、Lunatic SoulのMariusz Dudaの共演が実現しました。事の発端は1通のメールから。

Alec Wildey、享年26歳。昨年末に白血病が発覚し、その後肝癌を併発し、闘病の甲斐なく8月末にお亡くなりになられたそうです。死を覚悟した7月に、Steven Wilsonへ自分の長年の夢を叶えてもらえないかとメールをします。その夢とは、敬愛する2人のミュージシャン、Steven WilsonとMariusz Dudaに、自作の詩に曲を作ってもらうこと。Stevenは、「もちろん、でも曲ができるまで君が生きていて、共演できるならば」と即答。しかし曲が出来上がる前にAlecは逝去。やむなくMariuszとのデュオ曲として完成。先月末に発売になりました。発売期間は来年の1月末まで。曲の売り上げのうち半分はAlecの病院に、残りの半分は別の癌患者サポートグループに寄付されるそうです。発売はNo-ManのTim Bownessによって設立されたプログレ系のレーベル、Burning Shedより。
https://www.burningshed.com/store/stevenwilson/multiproduct/65/4853/
mp3(£2.5)とflac(£3)が選べます。支払いはクレジットカードもしくはpaypalで。早速mp3の方を購入してきました。

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作曲はMariusz。前半はMariuszのギターに乗せてStevenの歌から始まります。中盤からMariuszがリードを取り、Stevenによるメロトロンサウンドが重ねられ、穏やかに幕を閉じます。Riversideのサウンドとはずいぶん離れた感じ。どちらかと言うとMariuszのソロ・プロジェクト、「lunatic soul」的。

その「lunatic soul」、先月末に新譜「Walking on a Flashlight Beam」も出しています。




Lunatic Soulの過去作品は内省的なエレクトロミュージック主体でしたが、今作はだいぶ風合いが異なる。前半はエレクトロアンビエントな曲が続きますが、だんだんプログメタル的な感触が強くなり、ハードエッジなサウンドで東欧情緒たっぷりのメロディが歌われる7曲目「Pygmalion's Ladder」以降は、Riversideの新曲と言われても全然違和感ない。Riversideの去年のアルバム、「Shrine Of New Generation Slaves」がだいぶロック色強かったので、このウェットでメローな楽曲が嬉しい。っていうか、これをRiversideでやってほしい。

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