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ベラルーシのキュートなのにパンクでファンクでレコメンなチェンバー・ロック、「Harotnica」 [音楽:ベラルーシ]

「Harotnica」はベラルーシの首都ミンスク出身の8人組。結成は2007年。ギター・ベース・ドラムスのスリーピースにブラス、そしてバラライカの親戚、「ドムラ」というユニークな構成。モダンなジャズを基調にパンクやファンクをまぶしたバルカンサウンドをテクニカルかつ軽妙に奏でてくれるごきげんなアンサンブル。それをバックにキュートな女性ボーカルが乗ってくるというまさに王道なチェンバーロック。ブラスにフレンチホルンが加わっているのが音色的にユニーク。


去年中頃からアルバム出す出す言ってたんですけどなかなかでなくてやきもきしてた。でも今年になって遂に!待望のデビュー・アルバム、「Gvalt」が発表されました!





1曲目「Hetym Razam」はスカコア風の軽快なリズムに憂いを帯びたメロディがのっかる楽しい曲。終盤には、あまりにも有名な「続夕陽のガンマン」のあのメロディが飛び出してくるなど、しょっぱなから飛ばしてます。
軽快なバックビートで突き進む2曲目「Kucomka」はバルカン風味たっぷりなメロディにファンキーなスラップやスラッシュなギターリフが絡んだりとノリノリ。
3曲目「Matyliok」はロシアンフォーク調のメロディにキュンとしてたら、いつのまにやらバルカンパンクに塗り替えられていってしまう。楽しすぎ。
でもって7曲目の「Finka」は「Peter Gunn」を彷彿とさせるイントロからパンキッシュなリフへ畳み掛けるように雪崩れ込む展開が絶妙。


5曲目「Na Krai」のように切々と歌い上げるスローバラードも堂に入っており、多芸多才な演出に感心します。

でもこのアルバム、国内じゃ絶対出まわらないよなぁ。
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