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Chelsea Wolfe5枚目のアルバム、「Abyss」は傑作! [音楽:北米]

カリフォルニアのゴシック・クイーン、Chelsea Wolfe2年ぶり5枚目のアルバム、「Abyss」が先週末に発売開始です。



先行公開されていた開幕の2曲「Carrion Flowers」から「Iron Moon」の重く激しく、そして切ないサウンドにアルバム発売の期待が高まっておりましたが、その期待が裏切られることはなかった!Chelseaのダークな世界がいっそう磨き上げられており、ゴシックでヘビーでインダストリアルでプログレッシブな快作になっています。
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先行公開の2曲に導かれる3曲目、「Dragged Out」はレイン存命時のAlice in Chainsを彷彿とさせる、陰鬱に蠢くグランジ系なサウンドが印象的。メロディが一転して開放的になる「Maw」は、歌詞がなんとなくホラーで意味深で、サウンドもどことなくホラー風味。

インダストリアルなイントロの5曲目「Grey Days」では、途中からEzra Buchlaの枯れたビオラサウンドが加わることによって、厭世的な歌詞が一層強調される。

焦燥感あふれるメロディの反復が次第に激しく彩られ、そのピークで情念が霧散するように幕を閉じる9曲目「Survive」。

そしてプリペアード・ピアノのように割れたピアノサウンドに奈落に突き落とされるような終曲「Abyss」。ここでもEzraのビオラが効果的に終末感を煽ってくれる。

全編通して暗く儚いサウンドに彩られ、抽象的な歌詞も相まって、まさにファンタジー。近年稀に見る傑作!
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