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なんと5月にPercival Schuttenbachのニューアルバム、「Mniejsze Zlo」が出てた! [音楽:ポーランド]

ゲームサントラの方に気を取られて気づいてなかったよ~!




関連記事:ポーランドのトラッド/フォークメタル軍団、「Percival」の新譜「Wild hunt」はゲームのOSTで5/15発表予定

トラッド部隊「Percival」と平行して展開するNew Wave of Polish Heavy Folk軍団、「Percival Schuttenbach」。前作「SVANTEVIT」より2年ぶり3枚目、インディ時代のミニアルバムや先日の「Wild Hunt」サントラも含めると通算5枚目のアルバムになります。前作はArkonaの「Masha 'Scream' Arkhipova」まで迎えた非常にパワフルなアルバムでしたが、今作は多彩な表情を見せる大変おもしろい仕上がりになっております。

オープニングの「Oberek」とはポーランドの舞曲の一種。オべレクそのものがアップテンポの舞曲ですが、ハードコア/パンキッシュなアレンジで明るく彩られております。ところがどっこい2曲目以降表情がどんどん変わっていきます。

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2曲目「Oj Tam Na Mori」はスラッシュ/パワーな押せ押せのアレンジ。Mikolajのグロウルもド迫力。


トラッド風なメロディをドゥームなフォークメタルに調理する3曲目「Zmij I Dziewczyna」以降、5~7分とわりと長めな曲が続き、プログレか!って展開。


チェロが奏でる主題が美しく印象的なバラッド「Dzierzba」も、中間からデス的要素が入ってきて深い展開。「I Nie Wrocil…」とかひたすら陰鬱で快感。ドゥームでプログレッシブな展開は同郷のプログメタルバンド、「Indukti」を連想させる重厚さ。

その後もSuicidal Tendensiesもまっつぁおにハードコアな「Miodunka」や「Martwe Zlo」、パンキッシュなサウンドなのにカンタベリーな曲展開が面白い「Zmora」など、多彩な曲揃いで飽きません。10曲目「Nilfgaard」は7分超の組曲風な作品で、7から11、そして5へとめまぐるし拍が変わる東欧舞曲なプログメタル。こりゃたまらん。

そして最後にはなんとゴシック・ロックの雄「Dead Can Dance」の「Cantara」。意外にもド派手なメタルアレンジががっつりハマって「うた」を昇華させている。

突き抜けた怪作、かつ快作!
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