100均イヤホンを改造する

2020年3月2日追記：ダイソー300円イヤホンのほうが圧倒的に音質/コスパよいです
関連記事：ダイソーの300円イヤホンがかなり使える音質でびっくり

2018年4月1日追記：セリアでおっそろしく「化ける」商品があったので、そっちのほうがおすすめです。
関連記事：100円ショップ「セリア」のイヤホンは恐ろしいまでの高音質（になる可能性がある）

以下、以前の記事=====

先日記事にしたように、100均で買ってきたイヤホン。
関連記事：100均のイヤホンを買ってきた
なかなか衝撃的な音質だったわけですが、音質が悪いのは主に構造的な理由によるものと思われ。カナル型のハウジングは反響で音を増幅する効果が期待できるわけですけど、設計が悪ければ不必要な波長の増幅がおきてブーミーになったり薄っぺらになったり。ここの加減が設計の肝だと思うんですけど、おそらく100均のはとりあえず見た目だけで音質なんか全く考えてないんじゃないかと。
だいたい軟質のプラスチックの筐体では共振起きまくりで音のコントロールなんて全く期待できない。

ということで、イヤホンの内部共鳴を減退させられれば音質がまともになる可能性があります。どうせ100円なので壊れたって惜しくない。強引に改造してみます。よい子の皆さんは真似をしないように！

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改造するのは、「『音がクリアに聴こえる』イヤホン」のほう。共振なくすのに一番手っ取り早い方法は、内部の空間をなくしてしまう！共鳴スペースがなくなると音圧が稼げないかもしれませんが、そんなのボリューム上げれば良し。それに密閉型ならば振動板の前後が隔離されるから共鳴空間なくてもそれなりに音圧が稼げるはず。ということで、筐体バラします。筐体の継ぎ目をペンチでかしめて接着を強引に外します。


開けたとこ。


で、吸音材に何を使うか。面倒なので、全部埋めちゃいます。つかったのは、これ。

ダイソーのグルースティック。とりあえず埋めればいいので、目一杯流し込みます。作業中の写真は無し。

結果、だいぶ抜けが良くなりました。右が音量低いのはあまり改善しませんでしたが、地下鉄の中とか通勤時のノイジーな環境ならこんなもんでも充分かと。手を入れてもまだセリアの「Smooth」イヤホンに叶いませんが、予備に持ち歩くこととします。
ちなみにできれば音筒内部もコーティングしたいところですが、それは面倒なのでやめました。

せっかくなので、「Smooth」の方も手を入れます。と言っても、こっちは、ついでにダイソーで購入したイヤーピースに交換するだけ。

肉厚なシリコン製で、より音質が安定しました。100均使える！

せっかくダイソー行ったので、他にもなんか無いか物色したら、筐体が特徴的な形をしてるイヤホンがあったのでおまけに買ってみました。

こちらの音質は、全く使いものにならない！
音像が薄く、レンジも狭くてスカッスカ！改造する気もおきません。これは絶対買ってはいけない。

タグ：ダイソー セリア 100均 イヤホン 改造 筐体 詰め物 吸音材 グルースティック イヤーピース

コメント 4

ダイソーの特徴的な形のイヤホンですが、ドライバーの両面テープが何故か剥がされていないので、自分で貼って固定したらだいぶ良くなりますよ！あとは耳垢防止網を剥がすくらいですかね。
by 名無し (2017-04-15 23:56) 

名無しさん、貴重な情報ありがとうございます。
＞ドライバーの両面テープが何故か剥がされていない
100均製品は、どこか手抜きがあるようですね。改造次第では使えると。
でも、新しいイヤホン買っちゃったので、こっちはもう放置かな。
by fsm (2017-04-17 23:14) 

特徴的な～ のピンクを買って後悔した者です。
耳垢防止網かと思ったらコレただの両面テープですね。
つまり塞がってます。
それとドライバーはテープが無く、はめてあるだけ。
さらにイヤーピースは薄すぎて千切れました。（唖然）
結局、携帯に同梱されてるイヤホンが一番という結果に。
by 吾妻 (2018-04-11 14:59) 

吾妻さん、

所詮は100円、ということでしょうか。でも改造次第では使い物になるものもあるというのは本当にびっくりです。
他の記事で紹介しているKZシリーズのような低価格中華イヤホンの健闘も目を見張りますし、「多摩電子工業」というコンビニ向け製品を多く手がける国内企業も高音質イヤホンを手がけたりしてますから、100均製品も今後びっくりするような高品質のものが出るかもしれません。
by fsm (2018-04-12 23:23)