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グラスゴーの最凶にして最強なポストロックバンド、FVNERALSの新譜「Wounds」はひたすら終末感にあふれる最恐作 [音楽:西欧]

這いずるようなサウンドに鼻血出そう。




FVNERALS」はブライトン出身のダーク・アンビエント/シューゲイズなポストロックバンド。ボーカル/ベースのTiffany Stromと、ギターのSyd Scarletの2人が2013年に結成。同年にEP「The Hours」を発表し、積極的にライブ活動を展開。

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翌2014年には並行してエレクトロアンビエントなサイドプロジェクト「MYYTHS」を起動し、アルバム「TYSTNAD」を発表。

MYYTHS - Lone from MYYTHS on Vimeo.





「TYSTNAD」とはスウェーデン語で「silence」って意味らしいですね。このアルバムもなかなかに暗くて黒くて快感なゴシックミュージックになってます。

同年末には「FVNERALS」としてファーストアルバム「The Light」を発表。

FVNERALS - oath from vasily_ovchinnikov on Vimeo.




暗黒面に落ちたようなサウンドに悶絶必死なゴシック・ロック。こういったサウンドは需要結構ありそうですが、質の高い作品にはなかなかお目にかかれないので貴重です。

2015年にはスコットランドのグラスゴーへ拠点を移し、そしてこのたびニューアルバム、「Wounds」の発表に至りました!ぱちぱち。
地を這いずるようなドローンサウンドに、呪詛のようにつぶやかれるTiffanyのボーカルがのせられて、ひたすらにダークな世界が展開されます。曲展開はちょっと単調で金太郎飴的楽曲を楽しむのであれば「The Light」のほうが起伏があって楽しいですが、本作のひたすらシューゲイズな音響は快感。ぜひとも溺れてほしい逸品。
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