SSブログ

Primusの新譜、「The Desaturating Seven」は変態的サイケな仕上がり [音楽:北米]

Les Craypool率いるカリフォルニアのオルタナティブバンド、「Primus」が通算9枚目のスタジオアルバム、「The Desaturating Seven」を発表しました。前作と前前作の「Green Naugahyde」と「Primus & the Chocolate Factory〜」は、なんとなく、なんとなーく違う気がして買わなかったんですが、今作はなんか衝動的に買っちゃいました。全体的にサイケな気配がただよって、部分的にはプログレ的でもあり悪くはないんだけど、Primusに求める音とはちょっと違うかな〜。




本作はイタリアの絵本作家、「Ul de Rico」の作品で、Lesが自分の子供達に読み聞かせをしている、「The Rainbow Goblins」に触発されて制作されたそうな。高中正義も同作に曲つけてるみたいですね。聴いたことはないんですが。

それでもって、Tim “Herb” AlexanderがDrumsに復帰しての2作目。BrainよかHerbのほうが好きなんでこの組み合わせは嬉しいけど、アルバムの全体的な雰囲気としては「Antipop」に近いかな?それとLesのプロジェクト、「Oysterhead」とかの肌触りをあえたみたいな。

SPONSORED LINK




いかにもLesっぽいサウンドがいっぱい詰まっているんだけど、全体的におとなしい。2曲目「The Seven」なんかはタイトルどおりの7拍変拍子で、クリムゾンの「Larks' Tongues in Aspic」っぽいマスなリフが面白かったりするけど、やっぱりおとなしいかな。


円熟といえば聞こえがいいんでしょうが、わたしとしてはもっとLarryのギターに暴れてほしかった。やっぱりPork Sodaまでの3作で聴けたはっちゃけを期待してしまう。


これだったら去年の「the Claypool Lennon Delirium」のほうが面白いかな。いや、本作だって聴いてて面白くはあるんですよ。ちょっと物足りないだけで。

コメント(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。