SSブログ

高尾山で「ハナネコノメソウ」を見てきた [山]

追記:ハナネコノメを見るのなら北秋川もよさげ
ロシアレンズ両手に北秋川で滝巡りとハナネコノメさがし

今シーズンは北海道や北陸で大雪の被害がひどかったですが、3月入っての関東は比較的暖かな日が多かったですかね?桜の開花も例年より早いようで。でも今週はまた冷えてますけど。

てなわけで、先週の15日、5月並みの暖かさの中、高尾山に行ってきました。お目当ては、↓これ。ハナネコノメ。
1:ハナネコノメ.jpg
Panasonic LUMIX DMC-G5、Canon FD28mm f2.8 S.C.

↓こちらのサイトに解説があります。
「ハナネコノメ | 高尾山の宝物たち | TAKAO 599 MUSEUM」

ここ数年ネットで高尾山ハイキングについて調べると結構出てくるお花なので気になっていたのです。木曜休みが取れたので思い切っていってきました。

SPONSORED LINK




高尾山は都心からも近くてゆっくり出かけても余裕で日帰りできるからいいですよね~。11時過ぎに高尾駅に到着。山歩きはもっと早く動くのが鉄則なのでしょうけどね。ネコノメソウの仲間は渓流沿いなどに生えるということで、小下沢林道から登ることに。大した距離ではないので駅から歩きます。平日でも結構ハイカー多いです。さすがは高尾山。

昼過ぎには日影沢入り口につきましたが、ここでも人が結構集まっています。みなさんネコノメソウがお目当てのようで。まとまって生えていることで有名なポイントだそうです。ちょうど開花の盛りでした。小さな花なので、サムネイルクリックして大きな画像で見てくださいね。
2:ハナネコノメ前後ボケ.jpg
大きさ数ミリの可憐な花ですが、まとまって咲くと素敵です。欲張りに前ボケ、後ろボケ狙ってF8ぐらいで撮ったらちょっとボケがうるさかったなかな?
雄蘂の葯が赤いのがカワイイ。でも一部黄色いのが混じってます。成熟した花粉の色のようです。
ちなみに大きな葉っぱはニリンソウですね。

こちらはF22まで目一杯絞った画像。
3:ハナネコノメ絞込.jpg
なんだか肝心なところがぼやけてます。あとで気がついたらレンズフィルターが汚れてる!カメラをザックに放り込んでたら中でキャップが外れてて、取り出したときにかがつかず触ってたみたい。お恥ずかしい。

ここから日影沢は登らず、さらに小下沢まで移動します。小下沢林道入り口にある梅林もちょうど見頃で、園を開放しているおかげで沢山の人出です。が、梅林はスルー。写真は取らなかったけど、テングチョウがやったら飛んでました。

日影沢沿いに林道を歩きますが、沢沿いに結構ハナネコノメが咲いているのが目に付きます。↓こんな感じ。
4:小下沢林道沿い.jpg

ただ流れのそばまで近づきにくいので鑑賞ポイントとしては向かないですね。一雨降ったら完全に洗われてしまうような不安定なところで繁殖しているので、踏まれたりとかの撹乱には相当弱そうです。無理に近づかないようにしましょう。

林道を進んでいくと広場みたいになっているところに出ます。ここは山仕事の作業場?ここから真っ直ぐ沢沿いに進むと、景信山~陣馬山の縦走路の、関場峠です。「関東ふれあいの道」の一部(鳥のみち)になってます。そちらに進まずに左折して、景信山に直接登るルートを行きます。

ちなみに、ここもハナネコノメの群生地があります。こちらはまだ早くて蕾の状態。
5:小下沢〜ザリ窪分岐.jpg

そして十分成熟したお花たち。
6:成熟ハナネコノメ.jpg
雄しべ黄色いとイメージ全然違います。初め別種かと思いました。


他にも色々お花があります〜

アズマイチゲ
7:アズマイチゲ.jpg

一輪しか出穂してないけど、ニリンソウ。
8:ニリンソウ.jpg

ヤマネコノメソウ?
9:ヤマネコノメソウ.jpg

ちなみにネコノメソウ属の同定には↓こちらのサイトを参考にしました。
植物検索システムの部屋・撮れたてドットコム」内の、「 ネコノメソウの仲間

ハナネコノメと違って、お花はちょっと地味目。ハナネコノメよりさらに小さな花なので、接写リングの出番です。
10:マクロ.jpg11:さらにマクロ.jpg
関連記事:「Kenko デジタル接写リングセット」を買ってみた

なかなか精細な画像が撮れてご機嫌。パナソニックの純正レンズだと色収差が盛大に出てあまり使い物にならなかったKenkoの接写リングですが、FDレンズだとまったく気にならなくて意外。歪みやすい視野の周辺部をマイクロフォーサーズでは切り捨てているせいでしょうか?オールドレンズ専用としてとても重宝しますが、それだったら電子接点のないただの筒でも良かったですね。やすいし。



今は電子接点ありの安い中華製もあるようですな。


接写にはレリーズも必須でーす。でもLUMIXの純正は高い。サードパーティ製で充分。わたしはLOWA Japanのを使ってます。


登山道を進んでいくと、右に曲がって沢から離れて尾根に向かうようになりますが、ここを沢沿いにちょっとだけ行くと、滝があります。
12:滝.jpg
この滝の周辺もハナネコノメの大群落。ちょっとだけ咲いてましたが、ミニ三脚を立てられるようなポイントではなくて写真を取るのが大変。なのでここでiPhoneの出番です。
13:iPhoneで.jpg

こ〜んな滝のすぐ脇に咲いてるんですよー。iPhone SEもなかなかの写りですが、ボケは汚いのが難点。

写真取ってたら結構時間たっちゃって、午後2時過ぎてたので急ぎます。ちなみに以前、夕方にこのルートおりてきたときに、このあたりで子連れのイノシシに出会ったことあります。その時は沢の対岸での出合で、しかもイノシシのほうがびっくりして逃げていったので良かったですが、皆様気をつけてくださいね。

尾根筋に向かって急斜面を登りますが、このあたりは「ザリ窪」といいます。「ザリ」って、なんだろう。かなりの勾配で、日頃の運動不足には結構きつい。以前来たときは足場がだいぶひどかったんですが、最近整備が入ったようで、少しは歩きやすくなってます。植林による樹林再生も行っているようです。
14:ザリ窪.jpg

で、30分弱で尾根に到着ですが、なんか黄色くけぶってるんですよ。砂ぼこり、と思ったら、そうじゃなくてスギ花粉!景信周辺は植林が多いのは確かですが、それにしてもすごい。わたしのデイバッグは黒なのですが、それが真っ黄色になるぐらい!とんでもない状況です。そりゃぁ花粉症の人も増えるはずだ。

このまま帰ってもよかったのですが、せっかくなので高尾山まで足を伸ばして、6号路の沢も見てきました。こちらもハナネコノメが咲いてます。ただし、見つけやすいところは大群落、ってほどではないですね。
15:6号路のハナネコノメ.jpg

ついでなので、Rokinonの魚眼をマクロっぽく使って、周辺環境まで取り込み!
16:魚眼で.jpg

もう少し近づきたかったけど、植生痛めそうで断念。なので代わりに、ハナネコノメの繁殖環境がわかるような動画を。短いですが。


木陰の夕方でF8ぐらいまで絞って撮影したから、ちょっと画質荒い。

ヨゴレネコノメソウも咲いてます。しかし「汚れ」って、ひどい名前ですね。ユリワサビ。
17:ヨゴレネコノメソウ.jpg

ユリワサビ。ヨゴレネコノメソウも咲いてます。しかし「汚れ」って、ひどい名前ですね。
18:ユリワサビ.jpg
うわ~写真入れ替わってた!

今回はハナネコノメ群生地の撮影失敗したからまた行ってみたいです。
追記:また見てきた−!
再度のハナネコノメ観察〜八王子城址へ
コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。