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爆安なのに驚異的に高音質なイヤホンを連発する深圳の新進メーカー「Knowledge Zenith」の新作、「KZ-HD9」を購入した [音楽:イヤホン]

2/26/2019追記:KZの1BA+1DAハイブリッドの新製品も買ってしまった!とても良い!
ダイナミックドライバとバランスド・アーマチュアのハイブリッドなのに安価なイヤモニタータイプのカナル型イヤホン、「KZ ZSN」を購入した

iPhoneもXS、XRの発表と同時に、iPhone6やSEがラインナップから外れてしまい、ついに有線イヤホンが完全に切り捨てられてしまったのも時代の流れなんですかねぇ。とりあえず今使っているSEに不満はないので当面使い続ける予定ですが、いずれは買い換えるでしょうから、そのときにはイヤホンもBluetoothに乗り換えるか、lightningアダプタを買うかしなければいけないのか。いずれにしてもこれからはiPhoneの音質というより外付けD/Aコンバーターの音質の評価になっていくわけですね。

とかなんとか言いながら、時流に背を向けて最近また安物の有線イヤホンを買ってしまったりしているわけです。購入したのは、またしても「Knowledge Zenith」!

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安価でありながら価格に見合わない高音質のイヤホンを連発することにより注目を浴びている深圳の電子機器ブランド、「Knowledge Zenith」。わたしも一昨年、「KZ-ED9」を購入して以来、あまりにも高すぎるコストパフォーマンスに入れ込んでしまっているわけですが、またしてもお安い高音質機、「KZ-HD9」が発売されたので、思わず衝動買してしまいました。

参考記事:
高音質なのに低価格。なにかとうわさの中華イヤホン、「KZ-ED9」購入。
中華なイヤホン「KZ-ED2」を購入。

KZ-HD9」は、シュア掛けして使う、ダイナミック型のシングルドライバー構成。KZもシュア掛け用に設計されたモデルをいくつか出してます。そのうち、バランスド・アーマチュアとダイナミック型のハイブリッドモデル、「KZ-ZST」はヨドバシで視聴したことありますが、たしか低音部が膨らみ過ぎだったか、とにかくイマイチに感じたので手を出してませんでした。


ですが先日eBayを眺めてたら、あまりにもお安い新型が出てきたので、思わずポチッ!としてしまったわけです。なにせイヤホン付きな上に送料無料で「$3.49」!為替手数料入れても400円ぐらいと、むっちゃ安すぎ。国内ではまだあまり出回ってないのかな?amazonでみると並行輸入業者が販売してて、お値段バラバラなので注意が必要です。

中国からの購入は納期が全く読めませんが、今回は購入後10日ほどで到着。大当たりですね。

製品到着して驚いたのは、昨年購入した「KZ-ED2」と全く同じ箱(!)に入れられてきたこと。箱にいろいろスペックとか書いてありますが、その数値が全く信用出来ないということですね。まぁ安物ですし、音さえよけりゃいいんですが。

まず目につく特徴は、ED9、ED2の両機種とはイヤーピースが違う。EDのほうは柔らかめなシリコンピースでしたが、本製品のは結構固め。デフォルトでは中サイズが付いてますが、わたしの耳には合わなかったので大きい方に付け替えました。固めなので付け替えが結構やりにくい。

本製品は、同じくシングルドライバーのシュア掛けタイプ、「KZ-ATE」や「KZ-ATR」といったところの廉価版になるようです。
KZのイヤホンはケーブルがむっちゃタッチノイズひどいので、シュア掛けタイプではなくてもシュアがけが必須。強引にシュア掛けしてると筐体付け根の部分が断線しそうなのではじめからシュア掛け対応なのはありがたいです。ですが本機のケーブルは本家のように耳たぶに沿った加工がされていないのが不親切。シュア掛け慣れてない人ははじめ戸惑うんじゃなかろうか。

あと、KZのケーブルは絡まりやすいことでも悪評高いですが、本機の場合シュアがけのときにバランスをとるためかウェイトみたいのがついていて、そのおかげで絡まりやすさが若干解消されてる感じなのはありがたい。

音質は悪くないです。っていうか、400円でこの音は破格すぎ!
Auroraの春に発表された新曲「Queendom」。



相変わらずの美しい歌声に感涙しまくる新曲ですが、ソロのボーカルもハイトーンまで柔らかく響き、コーラスのつややかなハーモニーも潰れずに広がる。価格を超えた繊細な描写が驚愕です。ED2、ED9同様に非常にナチュラルなサウンドで好感が持てます。
ですが、若干低音が膨らみすぎで、音場に広がりが欠ける印象。総合的な音質評価は、「ED9>ED2>HD9」と、価格差に見合った音質になっています。尤もこの分厚い低音が本機の「売り」のようですが。
関連記事:
ノルウェーの若手女性シンガー、「Aurora」が素敵
ノルウェーの可憐な歌姫「Aurora」のセカンド・アルバム、「Infections Of A Different Kind – Step 1」が予告なしのサプライズ発売!

例によってサイン波アプリ、「Signal Generator: Audio Test Tone Utiliry」で聴感上の特性を確認してみたところ、それなりの癖が聴き取れます。
Signal Generator: Audio Test Tone Utility App
カテゴリ: ユーティリティ

価格: 無料


イヤピースの大をつけたときので、聴感的には500Hz~600Hzあたりに小さな山、そして7200Hz~7800Hzのあたり結構つよいピークがあって、それがドンシャリ気味な味付けのもとかと。そのあとの高域は9000Hzぐらいからストン!と落ちる、割とナチュラルな印象。

なので、前述したように基本的にはナチュラルなサウンドなんですが、低音が少し響きすぎる。ちなみに視聴はiPhone SE、iPod touch 6thと、MacBook Pro。

iamthemorningのファーストアルバムに収録されてる「Touching II」。



この曲はボーカルと弦の絡みなど美しすぎて悶絶なので、オーディオ視聴のレファレンスとして必ずと言っていいほど利用しています。で、ed2やed9ではMarjanaのボーカルが前に出て後ろから繊細にストリングスが支えている様が立体的に表現されるんですが、本機HD9だとストリングスが前に出てきてボーカルが添え物気味になっちゃうのが残念。

と言っても、ブーミーで下品な音、ってわけではありません。ボーカル帯域もきれいに響き、アンサンブルの解像度もかなり高い。割と支持される音なんじゃないかな?逆に重低音命って人には物足りないかも。

ちなみに近々新譜が出るみたい。



関連記事:ロシアの美しすぎるacoustic psycho-folk / Ethereal Wave、「iamthemorning」

Evanescenceのデビューアルバム、「Fallen」なんかだと、本機で聴くと各楽器の分離が明確になる反面、音場が整理されすぎて却って迫力が減退するのが残念だったり。


Djentなサウンドとミクスチャーな音楽性が面白いTwelve Foot Ninjaのアルバム「Outlier」から、「Oxygen


Shaneのバスドラやフロアタムがグイグイくるのは良いですが、StevicのDjentなサウンドはちょいと太すぎるかと。あとどうしてもキーボードサウンドとか引き気味。パートの分離はいいんですけど。
関連記事:オーストラリアからやって来た破壊力抜群の刺客、十二尺忍者 ”Twelve Foot Ninja”がかっこいい。

オーケストラも、中低音が目立つ半面、相対的に高域の伸びが悪く艶やかさに乏しく、ホールの広がりも感じにくい。
Minkowskiのベルリオーズ「幻想交響曲」は、ヴァイオリンやハープの両翼配置も相まって立体的な音響が魅力的な快演なんですが、本機で聴くと、各楽器の分離は良いのですが、木管が半歩奥に引っ込んだみたいになったり、オケに広がりが感じにくく残念。


とまぁ、重箱の隅を突くように弱点を指摘したりもしましたが、これはあくまでもED2やED9と比べての話。iPhone付属の有線EarPodsにも負けてない。基本的には素直な音質で魅力的な製品です。

それに、ちょいと古い作品を聞くと元気に鳴り響いて楽しかったりします。
例えば、プレヴィン/ロンドン響のショスタコーヴィチ「革命」。

プレヴィンがまだロンドン響の主席に就任する前の、65年の録音。プレヴィンは後にシカゴ響と再録もしていますが、緊張感や躍動感など、圧倒的に旧録のほうが好き。手持ちの88年発売のCDだとなんか寝ぼけたような感じであんまり音質良くないんですけど、それが本機では弦の艶やかさが増したみたいに鮮明になったような気がする。プラセボ?

Extremeの1992年作、「III Sides To Every Story」。


ファンキーな躍動感とプログレ的に壮大な楽想が緻密に絡み合った傑作ですが、HD9で聴くとNunoのギターが色気たっぷりに鳴り響きます。後半のオケとの共演も、密度高いアンサンブルの中で各パートが明瞭に分離して、爽快。

80年代のバンドだと、初期の「the FIXX」とか好きですね。特にサード・アルバム「Phantoms」まで。Jamie West-Oramの超クールなカッテイングと、Dan Brownの渋いベースの対比が面白かったり。でも一番好きな曲はDanの参加してないファーストアルバムの「Red Skies」。


クールなといえばかっこいいけど、ちょっと躍動感に欠けるミックスが、本機で聴くと力強さが前に出てきてよい。

3ドルちょい、日本円で400円前後という破格なお値段でこれだけの性能の製品が手に入ってしまうのは驚異的。国内ブランドの5000円未満ぐらいの商品ともいい勝負してます。
あるいは低価格帯のスマホ、いわゆる格安スマホはイヤホン出力貧弱ですから、そういう機器で元気な音を聞くのには良いんじゃないかな?そう考えるとこの音作りは必然なのかもしれない。
仮にもうちょっと勉強して300円で値付けして「ダイソー」あたりに並んじゃったりしたら国産ブランドは太刀打ち出来ないんじゃないかと。末恐ろしい商品です。
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