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フィンランドの変態バルカン系エスノプログレ、alamaailman vasaratの新譜「Valta」、絶賛発売中! [音楽:北欧]
うわー全然気がついてませんでしたが、alamaailman vasaratの新譜が先月末に発売になってたんですね。
vasaratと言ったら、この曲!
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vasaratは、5年ぐらい前にウェブラジオで流れてて、ぬぉぉ!となって飛びつきました。もうセカンドアルバムが出てしばらく経ってる頃ですね。
alamaailman vasaratは、「地下世界のハンマー“the Hammers of the Underworld”」っていう意味らしいです。アバンギャルドプログレバンド、Höyry-KoneのメンバーだったJarno Sarkulaがサックス入手して、それでHöyry-Koneの元メンバーなどと結成したバンドらしいです。Höyry-Koneは残念なことに聴いたことないんですよね。ちなみにJarnoという人はマルチインストゥルメンタリストで、大小様々なsax以外に、dudukやneyといったバルカン系の民族楽器や、果ては三線までこなしてしまう多彩な人。さらには、詳しくは知らないのですが、「Stakula」という名前でPCゲーム関連の仕事もしているらしい。
2010年に「Vasaraasia」でデビュー。バルカン系の民族音楽をベースにプログレ/メタル/パンクの要素も交えたアバンギャルドな展開。ギターのように聴こえる音色は全てアンプ通したチェロの音です。冒頭のPV、「kebab tai henki」もこのアルバム。音も映像もインパクト溢れる曲ですが、アルバムバージョンはもっとパンキッシュでハイテンポに進んでいきます。わたしはPVバージョンのほうがお気に入りかな。
以降、「Käärmelautakunta」、「Mahaan」、「Huuro Kolkko」と三枚のアルバムを発表し、2010年にはライブDVD、「Haudasta Lomilla」を出しています。このDVDがまた濃密で、彼らが音楽を担当した人形アニメ、「Elukka (Animal)」も含む、合計5時間にも及ぶ収録内容。ハイテンションなステージが堪能できる作品です。全部見たらお腹いっぱい。
サックスの化物、「Eb Tubax」が目を引きますよね。
そして待望の新譜、「Valta」、早速iTunesで購入しちゃいました。びっくりしたことに、トロンボーンのErnoとドラマーのTeemuが脱退してる。代わりに若手のドラマーと、それにトランペット奏者が加わっての再出発。メンバーチェンジが音にどのような影響を与えているか気になるところですが、バルカン風味のチェンバープログレという基本路線は変わっていませんが、なんというか、ある種のいかがわしさ、みたいな雰囲気が薄まった感がありますね。Ernoの豪快なトロンボーンが彼らの魅力の一つでしたが、トランペットが加わったことによって、よりチェンバーロック的な印象が強まったか。X-legged Sally〜flat earth societyをついつい意識してしまう。
オープニングの「Riistomaasiirtäjä」からして、なんか雰囲気変わった感じしますね。幾分クラシカルなアンサンブルから始まる。もとよりしっかりとしたアンサンブルも聴かせるバンドですが、より緻密さが目立つ。3曲目「Hajakas」や6曲目「Luu Messingillä」なんかはトルコ風味、バルカン風味てんこ盛りだったり、あるいは7曲目なんかはパンクメタルっぽい疾走感で攻めてきますが、やっぱり上品になったかな。
サウンドの要、Miikka Huttunenのとぼけたオルガンの味わいや、チェロ2本が大活躍のユニークサウンドは相変わらず他の追随を許しませんので、ぜひともご一聴あれ。
vasaratと言ったら、この曲!
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vasaratは、5年ぐらい前にウェブラジオで流れてて、ぬぉぉ!となって飛びつきました。もうセカンドアルバムが出てしばらく経ってる頃ですね。
alamaailman vasaratは、「地下世界のハンマー“the Hammers of the Underworld”」っていう意味らしいです。アバンギャルドプログレバンド、Höyry-KoneのメンバーだったJarno Sarkulaがサックス入手して、それでHöyry-Koneの元メンバーなどと結成したバンドらしいです。Höyry-Koneは残念なことに聴いたことないんですよね。ちなみにJarnoという人はマルチインストゥルメンタリストで、大小様々なsax以外に、dudukやneyといったバルカン系の民族楽器や、果ては三線までこなしてしまう多彩な人。さらには、詳しくは知らないのですが、「Stakula」という名前でPCゲーム関連の仕事もしているらしい。
2010年に「Vasaraasia」でデビュー。バルカン系の民族音楽をベースにプログレ/メタル/パンクの要素も交えたアバンギャルドな展開。ギターのように聴こえる音色は全てアンプ通したチェロの音です。冒頭のPV、「kebab tai henki」もこのアルバム。音も映像もインパクト溢れる曲ですが、アルバムバージョンはもっとパンキッシュでハイテンポに進んでいきます。わたしはPVバージョンのほうがお気に入りかな。
以降、「Käärmelautakunta」、「Mahaan」、「Huuro Kolkko」と三枚のアルバムを発表し、2010年にはライブDVD、「Haudasta Lomilla」を出しています。このDVDがまた濃密で、彼らが音楽を担当した人形アニメ、「Elukka (Animal)」も含む、合計5時間にも及ぶ収録内容。ハイテンションなステージが堪能できる作品です。全部見たらお腹いっぱい。
サックスの化物、「Eb Tubax」が目を引きますよね。
そして待望の新譜、「Valta」、早速iTunesで購入しちゃいました。びっくりしたことに、トロンボーンのErnoとドラマーのTeemuが脱退してる。代わりに若手のドラマーと、それにトランペット奏者が加わっての再出発。メンバーチェンジが音にどのような影響を与えているか気になるところですが、バルカン風味のチェンバープログレという基本路線は変わっていませんが、なんというか、ある種のいかがわしさ、みたいな雰囲気が薄まった感がありますね。Ernoの豪快なトロンボーンが彼らの魅力の一つでしたが、トランペットが加わったことによって、よりチェンバーロック的な印象が強まったか。X-legged Sally〜flat earth societyをついつい意識してしまう。
オープニングの「Riistomaasiirtäjä」からして、なんか雰囲気変わった感じしますね。幾分クラシカルなアンサンブルから始まる。もとよりしっかりとしたアンサンブルも聴かせるバンドですが、より緻密さが目立つ。3曲目「Hajakas」や6曲目「Luu Messingillä」なんかはトルコ風味、バルカン風味てんこ盛りだったり、あるいは7曲目なんかはパンクメタルっぽい疾走感で攻めてきますが、やっぱり上品になったかな。
サウンドの要、Miikka Huttunenのとぼけたオルガンの味わいや、チェロ2本が大活躍のユニークサウンドは相変わらず他の追随を許しませんので、ぜひともご一聴あれ。
このバンドの "Palataan Aasiaan" というライヴDVDを見て、ぶっ飛びました。
by ももかん娘 (2012-10-08 12:34)
ももかん娘さま
コメントありがとうございます。"Palataan Aasiaan"のCD/DVD、共演の男性ボーカルがなんとも気に入らないので無視していました。そうですかぶっ飛ぶほど面白いですか。今度見てみます。
by fsm (2012-10-08 23:46)