SSブログ

「New Wave of Polish Heavy Folk」だ、文句あるか! ポーランドのfolk metal、Percival Schuttenbach [音楽:ポーランド]

ポーランド3連発!
プログメタルなRiverside、トラッドのWarsaw Village Bandと続いたので、今日は両者の合わせ技、Percival Schuttenbachはいかがでしょうか。



もう、冒頭の角笛で、脱力なんですけど。
自分たちでは「New Wave of Polish Heavy Folk」と言っているらしい。大きく出たな。って、元ネタ「New Wave of British 〜」を知らなければ笑えないじゃん。もっともこの手の曲を聴く人は大抵知ってますかね。
SPONSORED LINK




バンドの歴史は結構長く、1999年に結成されていますが、当時からぶっ飛んでいる。その年に「Moribuka」という6曲入りデモCDを出していますが、1曲目から、中世世俗舞曲風トラッドアンサンブル。でもゴリゴリの古楽というわけではなく、2曲目は中近東〜バルカン風味の東欧トラッド。とおもいきや、3曲目でチープなエレクトロニカ的バックの上でエレキギターとチェロで奏でられる「白鳥の踊り」ですぜ、だんな。その後もゴッタ煮トラッドが続いていく。この節操なさ加減、なかなか面白いです。

その後、いくつかのデモを作りながら、2009年に発表したのが、「Reakcja Poganska(pagan reaction)」。


ついつい苦笑いが出てしまいそうな雰囲気。だが、それがよい!チェロがいい味出してますね。
フォークメタルというかデスなのかドゥームなのか、メタルはあんまり聴かないのでよくわかりませんが、PV見るといかにもな感じです。でもアルバム通して聴くと結構バリエーションに富んでいる。4曲目「Pocalunek」など、アコーステックなアンサンブルに導かれて中世的トラッドアンサンブルが美しい。のですが、後半メタルになってくる。6曲目「Jada Konie」は結構ファンキー。8曲目「Jada Konie」はダークでサイケ。

アルバム発売から結構時間が立ちましたが、今月、1曲目「Gdy Rozum Spi」のPVが発表されました。


これもなんだかわけわからん!

と、褒めてるんだか貶してるんだかわからないレビューを書いてますが、実は彼ら、ものすごく出来る子たちなんです。「Percival」名義でアコースティックなトラッドバンドとして活躍もしています。Eiforr (2007)、Oj Dido (2008)と2枚のアルバムを発表。ワイルドなアンサンブルがむちゃくちゃかっこいい。


2009年には「Percival & Radbor」名義で「Słowiański mit o stworzeniu świata」を発表。これはタイトルをグーグル先生に訳してもらうと、「スラブ流世界の創造」という内容なんですかね?とにかくポーランド語は全然わかりませんが、よりダークな中世アンサンブルを展開しています。

こんなライブもやってる。


メタルは彼らの趣味の一つにすぎないんですね。そんな彼らも今年、「Percival Schuttenbach」名義で待望の2ndを発表します!どういう方向性を打ち出してくるのか皆目検討つきませんが、むっちゃ期待です。
関連記事:
NWOPHFの伝道者、Percival Schuttenbachが強力なアルバム「Svantevit」を携えて帰ってきた!

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。