SSブログ

ポーランドだけどアラビックりなオルタナ/プログレ、Soomood [音楽:ポーランド]

またしてもポーランド!
「soomood」とは、アラビア語で、「邪悪に立ち向かう」みたいな意味があるそうです。2004年にポーランドはクラコウで結成。その後イエメン出身のシンガー、Rasm Al-Mashanを迎え、ヨーロッパと東洋の出会いをエレクトロニクスでまとめ上げる作業を完成させたのです。




先日の月山滑走中のBGMはこれとValravn
SPONSORED LINK




Rasm Al-Mashan: Vocals
Piotr Lala Lewicki: Keyboards, Programming, Guitars
Małgorzata Tekla Tekiel: Bass, Guitars
Piotr Qbek Kubański: Drums
Paweł Cibel Wróblewski: Guitars

彼らの創りだす音は、中近東の匂い漂うプログメタル。先日紹介したDogmaと共通する部分がありますが、Dogmaがハードロックベースなのに対して、Soomoodの音楽性は、オルタナを通過したモダンプログレといったおもむき。アルバム冒頭からhipな音を聴かせてくれます。2曲目「Hidden calls」や6曲目「She passed away」、8曲目「Liquid」などではスラップも織り交ぜ、パーカッシブなアンサンブルが粘っこいボーカルを引き立てています。


一転して3曲目「Eternal Existence」やタイトルナンバーの5曲目「Soomood」、7曲目「Land of Sheeba」などでは、緊迫感のあるミディアムテンポのストリングスに乗せてむせ返るようなアラビックメロディが奏でられる。しかもただメローなだけではなく、しっかりhip-hop的要素をおりまぜてモダンな構成に仕立て上げているところが憎い。バリエーションあふれる曲群を効果的に並べたアルバム構成も完成度が高い。


こんなにも上質な音楽を創りあげてる彼らが無名でいるというのが全く勿体無い。旧共産圏ということで東欧諸国はあまり注目されてないんだと思いますが、なんてったてポーランドはかのショパンを生み出した国!これからもっと注目されてくるのを期待してます。

しかし残念なことに、Soomoodは現在は活動していないみたいなんですよねー。最近のライブ情報とかいくら探しても出てこない。なにか知っている方がいたら教えていただきたい!
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

鉄塔は、5/5、天元台。 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。