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「笑ったら負け」、なポーランドのトラッドバンド、Żywiołak。 [音楽:ポーランド]

Żywiołakは、先日紹介したWarsaw Village Bandの初期メンバーだったRobert Jaworskiが中心となって2005年に結成したラジカルトラッドバンド。
声を大にして言います。「笑ったら負け」。






2007年にEP「Muzyka Psychodelicznej Świtezianki」でデビュー。


そして2008年には、EPからの2曲を含むフルアルバム「Nowa Ex-Tradycja」を発表。ハーディ・ガーディとベースのちょっとダークなアンサンブルに呪術的な女性コーラスが絡む。ボーカリストの声質が似通っているせいもあり、スェーデンのラジカルトラッド軍団、Hedningarnaを想起します。でもŻywiołakは、もうちょっとはじけてる。
先達であるWarsaw Village Bandもジャンルを超越したモダンなサウンドを作り上げていますが、どちらかと言うとクラシックやジャズの影響が強い印象。それに対してŻywiołakは、より下世話というか、ポップでパンキッシュな曲が多い。バンド名と同じタイトルを持つ12曲目なんか、かなりメタリック。



その後女性ボーカル二人が交代して、昨年末に発表したアルバムが、「Globalna Wiocha (Global Village)」。
意味深なタイトルが表すとおり、現代社会の様相を諧謔的に断じたアルバムみたい。「みたい」って、旦那、ってとこですが、いかんせんポーランド語の歌詞は全然わからないんですすみません。オフィシャルサイトの解説(英語)によると「ショパンの魂を宿したノームに導かれて作り上げた」みたいなこと書いてある。わけわかんない。
なにはともあれ、冒頭に載せた動画のように、ハチャメチャな世界を繰り広げてくれてます。各国の地名を織り交ぜたトラックリスト通り、バリエーション豊かな楽曲揃いですが、基本的にひねくれている。「モスクワ」はPVにもなってます。



もうこのペーソスあふれる映像見ていただいたら、何も説明要らないですよね。ラジカルトラッドの新たな境地を、ご堪能あれ。

あと、こっちも面白いですよ〜。
Robert Jaworskiが送るポーリッシュ・トラッドの新潮流、「roberto DELIRA & Kompany」
新作も出るようで楽しみ〜
Polandのアバンギャルドなトラッド・バンド、Żywiołakの新曲PVが公開されました。
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