SSブログ

ロシアのモダンでお洒落なトラッド系バンド、「Yoki」 [音楽:ロシア]

最近見つけた面白いロシア産トラッド系バンド、「Yoki」。経歴等、よくわからないんですが、2003年にAlexei Stolyarov(Алексей Столяров)を中心に結成されたバンドみたい。


2005年にセルフタイトルアルバム、「Yoki(Yöki)」を発表。東欧トラッドをベースにしながらも、いわゆる無国籍なワールドミュージックのエッセンスを取りれた、ユニークなサウンドを作り上げています。基本的に女性2枚看板がボーカルを取る様は、まさに東欧的コーラスの印象ですが、2〜3曲目、「Uatuana」や「Kostroma」中はカリビアンな印象が漂ったりとか、だいぶ雑食系で楽しいです。

SPONSORED LINK




2010年には2曲入りのプロモを発表。このあたりからビートがはっきりして、モダンな印象が強くなってきます。


そして先月、セカンド・フル・アルバム、「Uhtohma」を発表しました。冒頭のPVはデビュー・アルバムにも収録された曲ですが、先月発表のセカンドフル・アルバム、「Uhtohma」に再録されたバージョン。

アルバムは冒頭から、口琴が鳴り響くとぼけたラウンジジャズの味わい。ベースもぶっとくウネウネと歌ってくれて、だいぶ垢抜けた印象です。全体的にジャズ的要素が強くなり、3曲目「Za Toboy」や8曲目「Shuhomna」のバックトラックなんかエッジの鋭いアシッド系のファンクジャズ。やっぱりウネウネベースが快感。
女性ボーカルはファーストアルバムの後メンバーチェンジしたみたいですね。現在のボーカル2人、Olga Larionova(Ольга Ларионова)とValentine Tolmachev(Valentine Tolmachev)はどちらもノボシビルスク大学の芸術系学科でフォークアンサンブルを専攻してきたその道のプロのようです。



アルバム全体を通して、プログレッシブな感性とスタイリッシュなジャズ的要素が高度に融合した上に、トラッド要素がいい塩梅に味付けされた、大変完成度の高いモダンなワールドミュージックに仕上がっています。

2013年11月21日追記:サード出ましたよー!

関連記事:
ロシアのトラッドバンド「Yoki」のサードアルバム、「Vesta」はレコメン的な楽しさ満点
Theodore Bastardの新譜、「OIKOUMENE」を聴く
ロシアの歌姫、Anna Pinginaの「Moy」は、爽やかなケルトロック
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。