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カナダの変態的ハイテクプログレ・フュージョンバンド、「Spaced Out」のベーシスト、Antoine Fafardのセカンドソロが、来年発売になる模様 [音楽:北米]

Spaced Outは、モントリオール出身のプログメタル/ジャズ・ロック/フュージョンバンド。ギター/ベース/ドラムスのトリオ編成。カナダのプログレトリオと言ったらRushが思い浮かびますが、方向性はぜんぜん違う。Spaced Outは、各メンバーが超絶技巧をひけらかしまくる壮絶なパフォーマンスが売りですが、特にベースのAntoineの、スラップ/タッピングを交えた6弦ベースの超絶速弾に代表される、メカニカルなサウンド/曲構成が特徴。


2007年のライブDVD、「Live at the Crescendo Festival」で、彼らの派手なパフォーマンスを存分に堪能できます。でも、国内だとなかなか手にはいらないかな?わたしはamazon.co.ukで買いました。CDはすぐ買えますけど。


彼らの活動も、2008年のアルバム、「Evolution」以降音沙汰なかったですが、実はソロ活動やってたんですね。
特に、ベースのAntoine。数年前にいきなりクラシックギターに目覚めたらしく、その成果をおもいっきり叩き込んだアルバム、「Solus Operandi」を昨年に発表しています。Spaced Outのメンバーの他に、多彩なゲストが参加。目玉は、Dave Weckl。3曲でタイトなドラム叩きまくってくれて爽快。


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正直言って、Spaced Outはハイテクニックで面白いんですが、リフ主体の曲展開が長時間聞いていると飽きてくるのも事実。でもこのソロアルバムは、テクニカルな側面も楽しめながら、より曲そのものの美しさを味わえる傑作になっています。Antoine自身はクラシックギターとフレットレスベースの二刀流。ベースでの豪快な速弾きスラップはほとんど封印して、流麗なメロディ主体のソロを披露しています。


でもギターの方はド派手。この曲なんか、タイトル通り、タッピングの嵐。クラシックギターでここまでやるか。

Antoineのギターに耳が行きがちですが、曲もとても印象的。トランペットによる哀愁のフレーズがたまりません。ほかにも、「Rebirth」でのソプラノサックスとの絡みとか、「Cape Spear」のプログメタルな曲展開とか、美メロ目白押し!

こんなかっこいいアルバム、最近まで見逃してたなんて、実にもったいないことしてましたが、さらにさらに、今年5月、Terry Bozzio、Jerry Goodmanと言うビッグネームとの饗宴、「Holding Back Time」なんてものまで出していた!




もうこの2人には何も言うことないですよね。この曲も含むセカンドアルバムが、来年発売の予定で、録音はほぼ終わっているようです。ほかに、Gavin Harrison、Simon Phillipも参加する模様!豪華ラインナップに期待が膨らみます!
2013年5月15日追記:出たよ〜!
Antoine Fafardのセカンドソロアルバム、「Occultus Tramitis」が発売開始!

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