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Ned Hoperの前身、「Raduga-701(Радуга-701)」のアルバム、「После вспышки」は、スタイリッシュなオルタナロック [音楽:ロシア]

なんだか年末、怒涛のロシア進行になりつつある?
先日はロシアの「Ned Hoper」について記事を書きましたが、その前身バンド、「Radga-701(Радуга-701)」もまた素敵なアルバムを出しています。
関連記事:
ロシアのポストロックバンド、Ned Hoperのニューシングル、「A man who only left home in the rain」が発売になりました。



メンバーは、
Dmitry "Brums" Lebedev - drums
Dmitry "Fester" Kovalev - bass
Vladislav "Green" Melnichenko - guitar, voice, text
Dmitry "Zmitser" Holtzman - synthetic noise
バンド名は70年代のソ連製カラーTVからつけたみたい。「Радуга」は、「虹」の意味。デビューは2002年。モスクワのクラブ「Свалка」で行われた若手バンドのフェスでお披露目したらしいです。その後地元サンクトペテルブルグで地道に活動を続け、映画やTVのしごとを続けた模様。

2006年にEP「воздух(air)」を発表。全曲かどうかはわかりませんが、オフィシャルサイトで試聴することができます。
http://www.raduga701.ru/
そして2008年に、EPの曲も収録したフル・アルバム「После вспышки」を発表します。その後、Ned Hoperへと発展していったようです。

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アルバムは全編にVladのボーカルが入ります。エモ的な表情も見せ、Ned Hoperとはだいぶ趣が違う作風。しかし憂いを帯びたメロディ満載なところなど、のちの展開も彷彿とさせる。
1曲目、「Вертеть в темноте лучи」は、冒頭からいきなり激しいスラップベースが炸裂します。それに続いてねっとりとしたギターの咆哮。激しいリズムの中で歌い上げるVladのボーカルが美しい。それにしてもこのベース、むちゃカッコいいんですけど。なんでNed Hoperで抜けちゃったのかな?バンドのカラーは、マルチプレイヤーのDmitry "Zmitser" Holtzmanの加入でだいぶ決定付けられたようなので、そりが合わなかったのかな?
3曲目「Воздух」は、タイトル通りの、浮遊感あふれるメローなナンバー。ギターのサウンドややわらかなメロディなど、かなりNed Hoperに近い印象ですね。
全編メロディの美しさが耳に心地よいアルバムですが、プログメタル的な展開を見せる5曲目「Двойной календарь」とか、パンクメタル的な9曲目「Падай на пол」など、多彩な表情に耳が奪われます。YouTubeに「Тень и свет (часть I)」のアニメーションPVがあったので貼っておきますね。

この曲も一筋縄ではいかない曲展開が面白いです。

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