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NWOPHFの伝道者、Percival Schuttenbachが強力なアルバム「Svantevit」を携えて帰ってきた! [音楽:ポーランド]

New Wave of Polish Heavy Folkの雄、「Percival Schuttenbach」。去年の秋ぐらいからニューアルバムを出す出す言ってた気がしますが、出る出る詐欺かい!っていうぐらい待たされてもう忘れてしまっていたぐらい。そんな彼らのニューアルバム、「Svantevit」がついに、ドコモのiPhone発売に遅れることわずか1日、先月の21日に発売になりました。今作から国内でもamazon、iTunesでの取り扱いが開始に。ポーランド直輸入は面倒だし、ズロチ高で価格のメリットも少なくなったからありがたいですね。



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3曲目から組曲風に切れ目なく曲が続く構成など、コンセプトアルバム的な感じなんでしょうか。ポーランド語の歌詞は全く聞き取れないのでくわしい内容はわかりませんが、「Svantevit」のyoutube動画の説明に載ってる英訳歌詞を見るに、ゲルマン民族の侵攻を乗り切ったスラブ民族の歴史を称える内容かな?ヨーロッパの歴史は詳しくないのでこのあたり適当でお恥ずかしい。

前作「Reakcja pogańska」は面白いんだけど単調なところもありましたが、今作では楽曲群も磨き上げられて圧倒的にパワフル。古楽フレーヴァーとメタルサウンドが見事に融合してプログレッシブな仕上がり。ゲスト陣もSilent Stream Of Godless Elegy、RUTA、Casus belli、Quo Vadis、Radogostなどのメンバーを迎えて豪華。
獅子のごとく突き進むブラックメタルナンバーのオープニング、「OKRUTNA POMSTA」。一本調子と思いきや中間部でおもいっきり歌い上げるチェロやベースのアンサンブルにノックアウトされます。4曲目の「WODNIK」では、ロシアのフォークメタルバンド「Arkona」のボーカル、"MASHA SCREAM"ことMaria Arkhipovaがドスの効いたボーカルを披露してくれます。6曲目「UPIORY」は10分を超える大曲。木管やSilent Stream of Godless ElegyのPavelが奏でるヴァイオリンなどのアコースティックな響きがメタルサウンドに印象的に絡む、プログメタルな逸品。そして、チェロの響きが印象的なデスメタルサウンドに、伝統的な東欧女性コーラスが融合した「TRYZNA」で、「New Wave of Polish Heavy Folk」の名に恥じない感動的なラストを迎えます。傑作です。
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