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NYのジャズをベースにしたオットナ~!なオルタナバンド、Elysian Fields待望の新譜、「Ghosts of No」発売開始! [音楽:北米]

Elysian FieldsはNYのニッティングファクトリー界隈で活躍するオルタナ/ジャズバンド。ボーカルのJennifer Charlesとギター/ベースのOren Bloedowが1995年に結成。同名のギリシャ産ブラックメタルバンドもあるようですが、そっちは頭に「The」がつくけど、こっちにはない。バンド名「Elysian Fields」は、「エリジウムElysium(極楽、神々の楽園)」と同義。

Jenifferは若い頃からステージに立ち、NY大で学んだ才媛。脚本家の父を持つOremの方はWayne HorvitzやらDr. Johnやらとも共演した経歴を持ち、The Lounge Lizardsのツアーにもベースプレイヤーとして参加。James Genusなども参加したデビュー・アルバム、「Bleed Your Cedar」は蠱惑的な魅力にあふれた怪作。




デビュー以降8作のアルバム発表を重ね、前作「For House Cats and Sea Fans」はエレクトロニカ風味も漂わせる心温まる逸品でした。


そして、先日9枚目の新作「Ghosts of No」を発表。ブルース色濃厚だけどプログレな雰囲気も漂わせる快作に!米版をいち早く入手したので早速レビュー。


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参加ミュージシャンも豪華。ドラムスにはSt. VincentのMatt Johnsonをメインに、Steve ReichやBrian Enoのレコーディングにも参加してるChris Vatalaro。ベースには盟友James GenusやThe RootsのMark Kelleyなども参加。
皮切りはグランジ風味のアコースティックなナンバー、「Bird In Your House」。開幕からいきなりの切ないサウンドがたまりません。2曲目「Rosy Path」はTimBurtonesqueとでも言いますか、妖しげで怪しげなんだけどとってもエレガントなサウンドがワクワクな名曲。どことなくStolen Babies的でもある。4曲目「Cost Of Your Soul」はラウンジジャズ風な佇まいがおしゃれ。捻りの効いたアート・ロック風の6曲目「Higher Power」、ストーナーな8曲目「The Magician」など、サウンドは濃密なんだけどJenniferの天使な歌声が加わるとそれだけで瀟洒な楽曲に。バンド名そのままな世界。そして10曲目はまさに楽園を歌ったもの。洗練したサウンドで豪華なんだけどアンニュイな雰囲気も漂わせ、まさに「楽園」の音楽。

極上の音世界が堪能できる充実の仕上がりに大満足。
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