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ポーランドのシブかっこいいクレズマージャズ、Klezmafour [音楽:ポーランド]

Klezmafourは、1999年にポーランドのLublinで結成された結構キャリアの長いバンド。ポーランド国内のみならず、ヨーロッパ各国でライブを積み重ねてきたようです。その名のとおり、ユダヤ系やバルカン系の音楽に焦点を当てた活動をしています。
そんな彼らがデビュー10年余を経て、満を持して昨年発表したアルバムが、「5th Elements」です。



ポーランドはやっぱり面白い!


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アルバム一曲目、「Meshuggah」。アコーディオンの変拍子リフから始まります。だんだんパートが増えてゆき、ユニゾンで盛り上げていく。メンバーはそれぞれクラシック系の音楽教育を受けたバックグラウンドを持っており、アンサンブルを重視した音作りをしているようです。中間部はヒップホップ的なエフェクトも入ってきますが、基本的には堅実なアコースティックアンサンブルが持ち味。
冒頭に乗せたPVの曲、アルバム3曲目の「Golem Fury」なんか、前半はかなりオーソドックスな東欧トラッド的風情が印象的。中間からいかにもなクレズマーになりますが、ロックなノリが楽しい。でも映像なんだかわけわかんないですね。
4曲目のタイトルナンバー「5th Element」は、10分近い長尺で、メンバーの音楽的素養がフルに発揮された、シリアスミュージックに仕上がっています。むっちゃかっこいい。

全体的に、シリアスさと諧謔性、古典とモダンがうまくバランス取れた上品なアルバムに仕上がっています。youtubeに上がっているライブでははじけたのりもみせてくれる彼ら、今後も楽しみ。

http://www.klezmafour.pl/

それにしても、彼らの所属するポーランドのレーベル、「Karrot Kommando」のアルバムは、全然日本で見かけないと思ったら、世界的につい最近オンライン販売はじめたみたいですね、SoomoodやZywiolakを以前取り上げた時にはたしかになかった。でもまだ最新アルバムは売り出してないようなので、Warsaw Village Bandはもうちょっとおあずけかな。
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