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アンダーグラウンドな薫りムンムンなAvant-garde Metal、Stolen Babiesの新譜「Naught」は小気味良いカッコよさ [音楽:北米]

Stolen Babiesは、カリフォルニア出身のいかがわしさバッチリのAvant-garde Metal/Prog Metalバンド。2002年ごろから活動している、意外とキャリアの長いバンドです。




この手の退廃風味を醸しだしたミクスチャーバンドというのはありがちですが、そんな中stolen babiesは楽曲構成のセンスの良さと、ドミニク嬢の演技力あふれるヴォーカルパフォーマンスが光ります。
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Dominique Lenore Persi - Vocals, Accordion
Rani Sharone - Bass Guitar
Ben Rico - Keyboards
Gil Sharone - Drums
Mick - Live Guitar

2006年にデビュー・アルバム「There Be Squabbles Ahead」を発表。Sleepytime Gorilla Museumの影響が強いなぁ、と思ったら、それもそのはず。プロデューサーはSGMのDan Rathbunだし、Carla Kihlstedtがヴァイオリンで参加してるし、そりゃぁ似るわけですわ。メタルなギターが咆哮したり、アコーデオンがとぼけた味わいを醸しだしてくれたり、まさに雑食なオルタナ。でもSGMよりは、ポップでパンキッシュ。曲によっては'80s風味が加味されたりしてる感じ?ドミニク嬢のボーカルは、時にはスクリーミングも交えて表情豊かに歌ってくれます。これでグロウルボーカルとか入るとより現代的なんでしょうが、

そういえばSGMも去年解散しちゃいましたねぇ.....




で、先月発売の新譜、「naught」。はたして出来は?って言うと、これがまた素晴らしい。全体的に演奏がタイトになると同時に、いかがわしくもホラーな雰囲気倍増。でもそれがB級にならずに昇華されているのが見事。


ゴシックな雰囲気をまとったオープニング、「Never Come Back」から、ミドルテンポの退廃的ナンバー「Splatter」への転換など、緩急自在な展開が手堅い。あるいは4曲目の「Behind the Days」や8曲目「Swimming Hole」なんかはDanny Elfman的世界の雰囲気も漂わせて楽しい。11曲目「Birthday Song」なんかではラウンジジャズ的な雰囲気も漂わせて懐の深さも見せてくれます。
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