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サロ様＠東京芸術劇場に行ってきた！ [音楽：クラシック]
なんて、わたしが「サロ様」とか言ったらキモいんですけど。
サロネンは、言わずと知れたフィンランド出身のマエストロ。長らくロスフィルの首席指揮者で、おとなりサンフランシスコのMTTと共同戦線はってた印象強かったですが、いつの間にか、フィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者になってたんですね。ここ数年のクラシック関連は疎いので知らなかった。北欧のイケメン若武者故に、若い女性から「サロ様」と慕われているわけですが、そんなサロネンももう55歳ですか。
サロネンは結構好きな指揮者なので、実は過去に「サロ様メーリングリスト」なんてのに入っていたこともあるわたしですが、アルバムは全然持っていなくて。かろうじて、バルトークのオケコン、リストとシェーンベルグのピアノコンチェルト、そして、DGから出ている禿山とハルサイのカップリング、その3枚だけ持ってます。どうしても、指揮者のベスト3は、MTT、アーノンクール、アバドになるので、その3人とあとプログレを買い漁るのが忙しかった。でもせっかくの来日なので、行ってみました。
会場は、東京芸術劇場。芸術劇場も行くのは初めてなんですよね。プログラムは、シベリウスのポホヨラの娘とヴァイオリンコンチェルトに、ストラビンスキーの春の祭典。実はシベリウスもあんまり聴かないんですよねぇ。サロネンは昔から同郷の作曲家ということでニールセンと並んでシベリウスをよく取り上げているのも知ってましたけど、ロマン派的な音楽はどうしても聴く頻度が低くなりまして。
休日の昼ということもあってか、ほぼ満員でした。いやー、さすがサロ様、人気あるんですねぇ。一昨年のアーノンクール＠オペラシティ、去年のMTT＠サントリーホールは結構空席目立ったのと好対照。
関連記事：
マイケル・ティルソン・トーマス=サンフランシスコシンフォニー日本公演 at サントリーホールに行ってきた
で、肝心の演奏。正直、イマイチな印象。いや演奏は悪くないんですよ。むしろよかった。じゃぁなにが悪いか。
「音響！」
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なんちゅうか、音がバラバラ。今回、2階のステージ向かって右端の方の座席だったんですが、これは萎えますね。ポホヨラの娘が始まってすぐ、スラブ的情緒満点のメロディに「いいじゃーん」って思ったんですが、なんか中音域の残響が異様に強く、ステージ右上の方から音が響いて、それが主音より強く感じてしまう。特にクラリネットやホルン、それとフルートの低音域がその傾向強かった。それでいて、ヴァイオリンは座席から遠いので、音があまり響かない。今まで行ったホールで一番音響が悪かったです。中央付近の座席ならこんなことないのかなぁ？で、こんなに音響悪い席なのに、「S席」だという。安い席なら納得せざるをえないけど、これはないわ。そんなこんなで、シベリウスはいまいちノレなかった。
で、休憩を挟んだ「春の祭典」。これは面白かったですね。なんと今年はハルサイ初演から100周年だそうで。もうそんなになるのか〜全然気がついていなかった。ハルサイはサロネンのアルバムも持っていますけど、結構「見得を切る」ようなテンポの揺れが面白いので期待してた。で、冒頭。びっくりしたことに、指揮棒振らずに演奏が始まる。ファゴット奏者のインプロ的な導入なんですかね？ここでもやっぱり音響の悪さが気になりましたけど、演奏が熱気を帯びていて集中できた。随所でアルバム以上にユニークな表情付けが見られて楽しい。特に第2部「生贄の儀式」の後半、「祖先の儀式」の終盤辺りでおもいっきりテンポを落として煽ったりとか、面白かったなぁ。
終演後、サイン会があったみたいですね。そのせいか、アンコールはなかった。でもハルサイよかったから満足。これでホールが良ければなぁ。
サロネンは、言わずと知れたフィンランド出身のマエストロ。長らくロスフィルの首席指揮者で、おとなりサンフランシスコのMTTと共同戦線はってた印象強かったですが、いつの間にか、フィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者になってたんですね。ここ数年のクラシック関連は疎いので知らなかった。北欧のイケメン若武者故に、若い女性から「サロ様」と慕われているわけですが、そんなサロネンももう55歳ですか。
サロネンは結構好きな指揮者なので、実は過去に「サロ様メーリングリスト」なんてのに入っていたこともあるわたしですが、アルバムは全然持っていなくて。かろうじて、バルトークのオケコン、リストとシェーンベルグのピアノコンチェルト、そして、DGから出ている禿山とハルサイのカップリング、その3枚だけ持ってます。どうしても、指揮者のベスト3は、MTT、アーノンクール、アバドになるので、その3人とあとプログレを買い漁るのが忙しかった。でもせっかくの来日なので、行ってみました。
Stravinsky: The Rite of Spring
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 & エサ=ペッカ・サロネン
価格： 1,600円
posted with sticky on 2018.9.22
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 & エサ=ペッカ・サロネン
価格： 1,600円
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会場は、東京芸術劇場。芸術劇場も行くのは初めてなんですよね。プログラムは、シベリウスのポホヨラの娘とヴァイオリンコンチェルトに、ストラビンスキーの春の祭典。実はシベリウスもあんまり聴かないんですよねぇ。サロネンは昔から同郷の作曲家ということでニールセンと並んでシベリウスをよく取り上げているのも知ってましたけど、ロマン派的な音楽はどうしても聴く頻度が低くなりまして。
休日の昼ということもあってか、ほぼ満員でした。いやー、さすがサロ様、人気あるんですねぇ。一昨年のアーノンクール＠オペラシティ、去年のMTT＠サントリーホールは結構空席目立ったのと好対照。
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マイケル・ティルソン・トーマス=サンフランシスコシンフォニー日本公演 at サントリーホールに行ってきた
で、肝心の演奏。正直、イマイチな印象。いや演奏は悪くないんですよ。むしろよかった。じゃぁなにが悪いか。
「音響！」
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なんちゅうか、音がバラバラ。今回、2階のステージ向かって右端の方の座席だったんですが、これは萎えますね。ポホヨラの娘が始まってすぐ、スラブ的情緒満点のメロディに「いいじゃーん」って思ったんですが、なんか中音域の残響が異様に強く、ステージ右上の方から音が響いて、それが主音より強く感じてしまう。特にクラリネットやホルン、それとフルートの低音域がその傾向強かった。それでいて、ヴァイオリンは座席から遠いので、音があまり響かない。今まで行ったホールで一番音響が悪かったです。中央付近の座席ならこんなことないのかなぁ？で、こんなに音響悪い席なのに、「S席」だという。安い席なら納得せざるをえないけど、これはないわ。そんなこんなで、シベリウスはいまいちノレなかった。
で、休憩を挟んだ「春の祭典」。これは面白かったですね。なんと今年はハルサイ初演から100周年だそうで。もうそんなになるのか〜全然気がついていなかった。ハルサイはサロネンのアルバムも持っていますけど、結構「見得を切る」ようなテンポの揺れが面白いので期待してた。で、冒頭。びっくりしたことに、指揮棒振らずに演奏が始まる。ファゴット奏者のインプロ的な導入なんですかね？ここでもやっぱり音響の悪さが気になりましたけど、演奏が熱気を帯びていて集中できた。随所でアルバム以上にユニークな表情付けが見られて楽しい。特に第2部「生贄の儀式」の後半、「祖先の儀式」の終盤辺りでおもいっきりテンポを落として煽ったりとか、面白かったなぁ。
終演後、サイン会があったみたいですね。そのせいか、アンコールはなかった。でもハルサイよかったから満足。これでホールが良ければなぁ。
エサ＝ペッカ・サロネン....サンフランシスコ交響楽団の音楽監督に..
http://www.sfcv.org/music-news/san-francisco-symphony-announces-new-music-director-and-eight-creative-advisors
by サンフランシスコ人 (2018-12-08 06:27)
サンフランシスコ人さま、
貴重な情報ありがとうございます。MTTも遂に任期満了ですか！
サロネンはロスフィルといい、サンフランシスコといい、MTTの継承者のような足跡をたどっていますね。
by fsm (2018-12-23 21:37)
サロネンは色々なオーケストラに客演しました....
http://www.youtube.com/watch?v=eX-592kFeF4
2011年3月(日本の大地震の後)にニューヨーク・フィルハーモニックの演奏会で観客に義援金寄付を依頼した (1:42)....
by サンフランシスコ人 (2018-12-25 08:55)
サンフランシスコ人さま、
ユニークな公演のリンクありがとうございます。先日もブロムシュテットのライブ映像の記事書きましたが、様々なオケのライブが公開されるなんて良い時代です。そう言えばアラン・ギルバートは今度NDRエルプフィルハーモニーの主席なんですよね。先日の来日公演は行きませんでしたが。
by fsm (2018-12-25 22:49)
12/29 サンフランシスコ響のシンフォニーホールの前に、エサ＝ペッカ・サロネンのポスターを貼ったみたいですね...
by サンフランシスコ人 (2018-12-31 04:52)