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エストニアのneo folk/darkwave「Eysin」 [音楽:バルト三国]

新譜Iirisの新譜について記事を書きましたが、まだまだエストには面白いバンドがありそう!
iirisのニューシングル、「Tigerhead」が発表されました。

「Eysin」は、エストニアのエレクトロポップバンド、「Shirubi Ikazuchi」の派生プロジェクト。「Ikazuchi」は日本語?

このバンド、元々は作曲/ボーカルのSilvi Kõuとキーボード奏者のPille Piirのガールズデュオとして始まったようですが、現在ではバンド形態で活動中。そこにギタリストとして参加するサウンドエンジニアのErki Jansenを加えた3人で昨年活動を始めたのが「Eysin」。「Shirubi Ikazuchi」のエレクトロポップな音は面白いけどちょっと古臭い気もしないではない。しかしながらEysinでのサウンドは一転してクラシカルでトラッド的な響きが特徴的。

暮れからポツポツとデモソングを発表していましたが、この春に2枚のEP「Foreignland」と「Tormikõnd」を同時発表しました。


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「Foreignland」は英語で、「Tormikõnd」はエストニア語で歌われていますが、歌詞だけでなくサウンドも結構対照的。クラシカルなピアノとストリングスの響きにSilviのボーカルが乗る「Even the Earth」で始まる「Foreignland」の方は全体的にアコースティックな響きが中心な、北欧トラッドの影響を感じさせる音作り。どことなくフェロー諸島の「Valravn」を連想します。
関連記事:
Anna Katrin Egilstrød:「Valravn」と「Akat」

一方「Tormikõnd」はエレクトロニカ/アンビエント寄りの音作りで、曲調もジャズ色が強く刺激的。3曲目「Jarre ja põrgu paan」などはレコメンっぽい曲調でユニーク。一転して4曲目「Kuninga pärandus」ではトラッド的表情が押し出され劇的に展開。Silviの性質が似ていることもあり、デンマークの「Euzen」を連想するところも。っていうか、「Eysn」と「Euzen」、似てて混乱しそう。
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デンマークのfolktronica / neo-prog、「Euzen」が新PVを発表しています。

ユニークな音作りが好感持てます。フルアルバムの制作が楽しみ。
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