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格安SIMフリースマートフォン「UMIDIGI A3 Pro」は、まぁまぁかな [Android]



OCNモバイルONE運用にあたって購入した
UMIDIGI A3 pro」。

関連記事:mineoやめて「OCN モバイル ONE」へMNPします。MNPにお得なキャンペーン開催中。
ルータ目的で購入してるのであんまり使いこなしとかしてませんが、使い勝手レビューしてみます。

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1:購入に至った経緯(読み飛ばしておk)
iPhone SEは先月半ばにiOS13にアップデートしたら、いきなりバッテリーがもたなくなって。アップデート以前から「ちょっとヘタったかなー」とは思っていたんですが、アプデート後は数時間で電源落ちるぐらい悲惨になってしまいまして。「coconutBattery」で調べたら健全度が50%切ってる!ちょっと前は60%超えはあったと思ったんですが(記録とってない)。
仕事でも使うので、バッテリー交換で工場行きは困るからとりあえず年末まではだましだまし使うこととして、通話用に最初はPriori2 LTEを引っ張り出してきたんですよ。OCNで買ったZenFone Max (M2)はでかすぎるんですよね。Priori2 LTEは、まだ許せる大きさで、バッテリーもまだ平気なんですが、諸々の理由でソフトバンクSIMでも使える機器が欲しくなりまして。

諸々の理由とは、「FUJI-WiFi」の導入検討。来月So-net WiMAXが更新月なんですよねー。ですがSo-netは現在あんまり美味しいキャンペーンとかないから継続したくない。では他のWiMAX、と考えていたら、今はMVNO的なモバイルWiFiにも、安くて面白いのがあるんですねー。クラウドSIMを使った容量ほぼ無制限の「どんなときもWiFi」とか、「Mugen WiFi」とか。ただ機器保証に結構お金かかるみたいなで、機器レンタルなしの「FUJI WiFi」SIMプランに興味持ってます。
まだこれは検討中なので、実際に導入したときにまとめてみます。

で、小型のSIMフリー機探してたんですけど、全然ないんですねー。そんな中でも比較的小さめで、しかも価格もお手頃な「A3 Pro」を選んでみたわけです。

2:「UMIDIGI A3 Pro」の概要
UMIDIGI(优米手机)」は、2012年設立の新興中華スマホメーカー。2018年までは「UMi」ブランドを名乗ってたそうですが、これっておもいっきりXiaomiの「Mi」ブランドのパクリでねーかい?
「A3 Pro」は、昨年秋に発売された、約1万円とそのお値段が話題になったらしい。今更知ったわけですが、今なら1万切ってますし、一年前のモデルでもコスパ高そうに見える。と言いながら、買った直後に後継機種「A3X」の発売を知りまして。ちょっと地団駄踏んでるところでございます。

余計なことはさておき、非常にお安いお値段ながら、技適認証済み。android8搭載(9にアップデート)、RAM3GBと、ツボは抑えた構成になっています。ROMは16GBと、とっても心細い。だけどmicroSDが256GBまで対応なので、安心できます。

SIMトレイはnanoSIM2枚差しで、なおかつDSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)。DoCoMo、ソフトバンクには3G/LTEともに完全対応。auもVoLTEなら使えるらしい。あまり遠出してませんけど、まちなかでは受信感度も良好。単純に携帯電話として見たら十分な機能を有しています。
microSDスロットも独立しており、とても高機能。

3:総合性能はお値段なり。ゲーム目的とかだったら、買ってはいけないやつ。
通話機能面では高評価与えられる本機ですが、ベンチマーク結果はお察しってやつですね。Antutu(Ver8)のスコアは「54,559」。ちなみにiPhone SEの結果が「184,032!」。桁が違う。SEは2016年3月発売。4年近く前の機種の3割程度のスコアしか出ないのは、悲しい現実。安いんだから仕方ないね。
しかも、総合スコア以上にグラフィック性能は差があります。iPhone SEのGPUスコアが「48,828」であるのに対して、A3 Proは「2,176」。20倍差、、、、安いんだから仕方ないね。
実際、antutu検証中の3D動画がiPhoneではヌルヌル動いているのに対し、A3 Proは、カクカクですらない、紙芝居。ゲームするために買ったわけじゃないけど悲しい。安いんだから仕方ないね。

動作もいまいちもっさりしています。起動時のパスワード入力とか、ダイアログ出てるのに入力できるようになるまで10秒ぐらい待たされる。顔認証も付いてるんですが、一呼吸どころか、二呼吸ぐらい待たされる感じ。タッチパネルの反応性も今ひとつ。安いんだから仕方ないね。

「安いんだから」連発ですが、メールやネットを見るぐらいなら、多少のもたつきはあっても問題ないです。機能が自分の使用目的を満たせるかが大事。

4:テザリングには向かない場合がある
これ、わたしの使用目的にいちばん大事なところがだめってのが、致命傷
WiFiの電波が多数飛ぶと混線して伝送速度が下がるので、複数のチャネルの中から空いてるところを選んで利用する機能が多くのルーターにはついてます。そのチャネル、2.4GHz帯では多くの機種で1~13chまで利用可なのに、何故か中華スマホは14chまで利用可になっている模様。この14chっていうのは11bの日本独自規格で、しかも規格はあるのに採用している機種が殆どないという幽霊規格らしい。で、多くの機器は使わないチャネルだから当然すいているわけで、そこに優先的に割り当てられてしまうらしい。
5GHz帯ならば問題なく使えるんですけど、屋外では違法だし、さて困った。なんとかならないかとググったら、先人の努力の跡がいっぱいありまして。
テザリングのon/offを繰り返すと、うまくできるようになるというのをよく見ましたが、わたしの家の周りは電波飛び過ぎなのか、全く繋がりません。
↓こちらの方法は、全く効果なかったです。
Xiaomiのスマホでテザリングが繋がらない時の解決方法

そんな中見つけたのが、↓こちらの情報。
Jelly proテザリング問題 対策編…。
あえて余計な電波を飛ばすなんて、思いつきもしなかった。ということで、契約解除で使わなくなったWiMAXルータ、「WX02」を引っ張り出してきて、13ch固定設定してみたら、おお、「たまに」A3 Proのアクセスポイントがつかめるようになるじゃないですか。ありがたやありがたや。

、、、、でもほんと「たまに」。20回に1回ぐらいしか成功しない。ぐすん。
追記:周りにWi-Fiとんでないところでやってみたら、至極簡単に7chになってくれる!どうやらわたしの家の周りはWiFi飛び過ぎの模様。アパート/マンションだと、上階/下階からもWiFi飛んできますからねぇ。使いづらさは環境次第、といったところ。

ですが、一度chが確定すると、テザリングオフにするまで変更しないようです。常時接続ルータとして使う予定なので、なんとかなりそう。そのためには、「ネットワークとインターネット>アクセスポイントとテザリング>WiFiアクセスポイント>詳細設定」のなかの、「アクセスポイントを自動的にオフにする」を切っておく必要があります。バッテリー消耗を気にする方にはおすすめできない使い方。
だけど常時接続でも新品状態だと18時間ぐらいバッテリー持ちます。外出時に充電全く気にしなくてよい実力はありがたい。

5:カメラ機能はそこそこ優秀?
メインカメラは、レンズは6枚構成のf/2.0。センサーサイズは1/2.8"と、標準的なサイズ。なんですけど、「Sony/OV sensor」って、ソニー製なんだか、オムニヴィジョン製なんだか?12メガピクセルカメラに深度測定用の5メガピクセルカメラを添えた2眼構成。
フロントカメラはオムニヴィジョン製の8メガピクセル。でも自撮りとかしないのでこっちはどうでもいい。

嬉しいことに、デフォルトで「無音」です。別に盗撮するわけじゃないし、一眼レフ持ちとしては、音が出ること自体は全く問題にしないんです。でも、巷にあふれるシャッター音っぽい電子音とか、全然メカニカルシャッターの音と違うんで気持ち悪い。リアルなメカニカルシャッター音を再生するなら構わないんですけどね。

あまり期待しないで試写してみたんですが、結構写り良いです。デフォルトのカメラアプリはホワイトバランスの変更が可能で、しかもそのホワイトバランス調整がわりと優秀。カメラ機能には全く期待していなかったので、嬉しい誤算。

いずれもサイズ縮小しただけで加工なし。本当は無加工ファイル載せたいところですが、ファイルサイズ上限が1MBなので縮小しないと載せられない。

まずは紅葉の様子今年の紅葉はかなりいい感じですが、色彩感結構忠実に出てる。ホワイトバランス「昼光」で。
1:紅葉.jpg

ホワイトバランスを「たそがれ」にすると、こうなる。
2:紅葉2.jpg

ホワイトバランスが「日陰」
4:枯れ葉2.jpg

こっちのホワイトバランスは、「たそがれ」
3:枯れ葉1.jpg

枯れ葉の質感とか、夕暮れ近くの寂寥感とか、予想以上の表現かな。

ちょっと寝ぼけた色合いだった写真も、Macでレタッチしたら、結構化ける。
5:もみじ.jpg6:もみじ調整.jpg

オリジナルと調整後のものを並べてますが、結構追い込めます。なかなか質感高い画像へと変貌。

ただし、「Bokeh」機能もついていますが、これはダメダメ。
7:花壇.jpg8:花壇Bokeh.jpg

深度測定カメラの情報をもとにブラー効果をかけてるんだと思いますが、締りのない画像になっておしまいです。「Bokeh」っていうより、渾身のボケがすべっちゃった感じ?蛇足ですね。

その他、「夜景」や「スポーツ」といった撮影モードもありますが、今回そちらは試していません。

6:イヤホン出力の音質は良好
デジタルミュージックプレイヤーとしてのポテンシャルはどうか。ぶっちゃけ、スピーカーの音質は、論外です。スカスカだし、ちょとボリューム上げると盛大に歪むし。

それに対し、イヤホン出力はわりと良好。「わりと」ですが。
広域はあまり伸びていない感じがありますが、低域はしっかり。かと言って、妙に低域ブーストしたとかではない。フラットな音質は聴きやすい。

アーノンクールのドヴォルザーク。

1999年、コンセルトヘボウでのライブ録音。80年代には実現できなかった1st/2ndヴァイオリンの対向配置ももう十分理解されて採用されており、見通しの良さが楽しい音源。
オーケストラの各パートも分離良く、対位法的な掛け合いも十分追いかけられる。でもボリュームあげるとぼろが出る。音が飽和して団子になっちゃう感じ。あと、高域の伸びがいまいちなせいか、オケの広がりや奥行きも感じられないのが残念かな。

ノルウェーの叙情派プログレ、White Willowの「Future Hopes」
ノルウェーのWhite Wollowの「Future Hopes」は3月31日発売予定

ボリューム控えめに聴くと、透徹な音空間がきれいに再生されてよい。キックドラムもゴリッと鳴るし、ボーカルもつややか。でもやっぱりボーリューム上げると破綻してくる。

IT BITESはFrancis Dunnery在籍時しか認めん!


80年代のプログレ氷河期に咲いた徒花!ポップな装いに隠された、緻密な曲構成。オリジナルアルバムがストリーミングでは分売されなくなったのは悲しいですが、デビューアルバム「Big Lad in the Windmill」は、80年代的なカラフルさ、Francisのメタル志向の派手さと渋さ、未だに色褪せない名盤です。きらびやかなシンセ群をバックに駆け回るFrancisのテクニカルなギター、Bob Daltonの骨太なドラムなど、文句ない描写。やっぱボリュームあげなきゃ、ですけど。

まぁ電車内とかで大音量とかしてたらはた迷惑でしかないし、お出かけ時のお供には十分。自宅で大音量に溺れて恍惚となるとかは無理と思っていただければ。

嬉しいのはALAC(Apple Lossless)に対応している点。最近音源をLosslessに移行中なんで、別途圧縮音源用意しなくてよいのは助かる。Flacは試してませんが、Alacいけるんだから大丈夫じゃないかな?Flacも試してみましたがちゃんと再生可能。ちなみに32ビット/44100Hzのファイル。ハイレゾはどうなんでしょうね。

7:まとめ
気のついたことだけまとめましたが、ぶっちゃけコスパが高いかというとそうでもない、お値段相当の製品かな、という評価です。ゲーマーとかじゃなければ、十分実用的。無音カメラとか、重宝です。14ch問題によるテザリングの手間は厄介ですが、乗り越えられないわけではないし、自宅据え置きならば5GHz帯使えば良いのでめんどくさいこと考えなくて良いですし、一旦2.4GHzでつながっちゃえば、安定して通信できます。タブレットとしても使える格安ルータとして考えれば優秀です。出先で充電気にしないで済むバッテリー容量も注目ポイント。

できればテザリングに苦労しない新型ほしいところですけど、A3Xがどのぐらい仕上がってるか、様子見ですね。14ch問題修正されてたら、乗り換えるかも。

本当はもっと小さなのほしいんですが、、、、
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